介護現場は多くの課題を抱えていますが、
いまひとつ、その実態は鮮明になっていません。
超高齢社会を迎え、その最大の課題として “福祉・介護”が注目を浴びている中で、
その現場は、費用負担の増大やサービスの質といった利用者に影響を与える課題だけでは
なく、
慢性的な人手不足や労働環境の劣悪さといったサービスを担う人材の確保が
難しいといった課題も山積しています。
いまだ答えの見えない超高齢社会への対応を考えるうえで、
キーワードになるのは「デザイン」ではないでしょうか。
これまでの方法論や価値観とは「異なる延長線上」に未来を描き、
新たな社会的な価値を創出していくことが求められています。
その時、デザイン、マーケティング、商品企画に携わる我々が果たすべき
役割は、 これまで以上に大きなものになると考えられます。
こうした問題意識から、
第2回目の『福祉×デザイン』”アイデアソン”セミナーでは、第1回目に続き、
「介護現場での働き」に焦点をあて、これからの社会で求められる介護現場の
働き方を考えていきたいと思います。
今回、話題提供者としてお招きするのは
トリニティのΠ(パイ)型モニター(※)の一人で、
株式会社Join for Kaigo代表の秋本可愛さんです。
秋本さんは大学在学中から介護現場で働き、
卒業後は株式会社Join for Kaigoを立ち上げ、
超高齢社会における次世代リーダーのコミュニティ
「HEISEI KAIGO LEADERS」の運営や若手介護従事者の育成を
サポートされていらっしゃいます。
今回、秋本さんには「介護×若者×働き方(仮題)」をテーマに、
参加者の皆さんと新たなワークスタイルや
そこで必要とされるサービスデザインを検討していきます。
福祉・介護の現場では何が求められているのか。
それはどういった技術や商品、サービスで解決が可能なのか。
これまで福祉・介護現場には活用されていない技術や商品を応用することは
できないのか。
これからの超高齢社会に必要とされる介護現場のイノベーションへ向けた
創発の場となることを期待しています。
※Π型(パイ型)モニターとは…
ソーシャルワーカーを中心に福祉事業を展開する、
専門家達のネットワーク。単一分野の専門家ではなく、
複数の専門性を知る現場プレイヤーであるプラクティター(実践家)で
構成されている為、業界や現場の状況・モノやサービスに対して、
的確かつ包括的な経験をフィードバックすることができる。
◆プログラム概要(全3時間30分)
・自己紹介(20分)
・話題提供(60分)
話題提供者:秋本可愛氏
・アイデア創出ワークショップ(120分 内、休憩1回)
テーマ:「福祉現場における新しいワークスタイルを考える」
◆話題提供者 秋本可愛
1990年12月22日生まれ。山口県出身。 大学2年生の春に起業サークルForSuccessでプロ
ジェクトチームsep-arrangeを結成。
認知症予防に繋がるフリーペーパー「孫心(まごころ)」を発行し、 全国の学生フリー
ペーパーコンテストStudent Freepaper Forum2011にて準グランプリを受賞。
2013年4月、株式会社Join for Kaigoを設立し、
超高齢社会における次世代リーダーのコミュニティ「HEISEI KAIGO LEADERS」を運営。
イベントを定期開催中。
◆ファシリテーター 須藤 順 (株)CCL 取締役/ソーシャルケア デザイナー
1981年生まれ。博士(経営経済学)、社会福祉士。
メディカルソーシャルワーカーとして勤務後、医療難民向けのリハビリ施設の立ち上げと
経営に参画すると共に、
障害者福祉施設のコンサルティング等に従事。
その後、まちづくり・ソーシャルビジネス/コミュニティビジネス支援で活動。
2014年より、ソーシャルケアデザインの代表として活躍。
◆対象
今後、医療・福祉市場でデザイン・商品企画・マーケティング活動を行う方々。
◆実施概要
開催日時:2014年7月2日(水)
16:00〜19:30(3時間半)
場所:弊社会議室(東京都千代田区紀尾井町3-29紀尾井町アークビル2階)
https://trinitydesign.jp/companyinfo
参加費:当日現金お支払い 5,000円(税込/1名様)
定員:6名
※お申込多数の場合は抽選となります。
お問合せ・お申込み:トリニティ(株)セミナー事務局(岡村)まで
Tel: 03-5211-5150
E-mail: info@trinitydesign.jp