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事例紹介
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2022年8月31日

三菱電機株式会社 統合デザイン研究所 × デザインリサーチ、WEB調査、感性の定量化

三菱電機株式会社 統合デザイン研究所 × デザインリサーチ、WEB調査、感性の定量化8か国の生活者の
デザイン嗜好性を
比較・把握する
プロダクトデザイン評価調査
デザインリサーチ、WEB調査、感性の定量化
プロジェクト概要
  Point   1 世界5地域、8ヵ国の生活者のデザイン嗜好性を、
WEBモニターを活用した「アンケート調査」により聴取
  Point   2 インテリアやプロダクトの画像に対する好意度把握をベースとしたリサーチにより、
各地域のデザイン嗜好性を把握して「嗜好性仮説」を創出
  Point   3 各地域の嗜好性の共通点と差異を分析することにより、プロダクトに求められる「普遍的要素」と、
ローカライズすべきポイントの背景となる「地域毎の嗜好性」の特徴を考察


プロジェクト詳細

 クライアントの課題、相談内容
三菱電機株式会社 統合デザイン研究所 × デザインリサーチ、WEB調査、感性の定量化グローバルにおける各仕向け地向けのデザインを検討する際に、デザイン部門では現地の情報を持ち合わせていない為、これまでは現地ブランチからのフィードバックが頼りだった。しかし、形状への評価語は文化に依存しており、微妙なニュアンスによって意味が異なってしまう。また、現地の意見を聞くだけでは十分なデザイン改善は難しい。そこで、デザイン部門自身が、グローバルの各地域のプロダクトの造形やCMFに関わる嗜好性を把握することにより、仕向け地向けのデザインの方向性を定める際の、現地ブランチとの議論のベースとなる「質の高い情報」を持ち活用したい。

トリニティのアクション、実施内容
定量調査データをベースに各地域のポジショニングマップを作成することで、「どの地域が、どのようにズレがあるのか」など、嗜好性の違いに対して量的根拠を持って構造化を行った。写真によるビジュアル刺激をベースに評価を聴取することで、言語に影響されずにダイレクトに各地域の嗜好性やその違いを把握することができる。またビジュアルに対する評価は、その背景の解釈の幅が大きいだけに、世界各地の生活者の嗜好性をウォッチし続けてきたトリニティの経験値を掛け合わせることで、より深さのある読み解き・仮説の創出を行うことができた。
1. 調査項目の設計
・基礎情報聴取、ビジュアル評価に関わる「調査項目」を設計
2. ビジュアルの収集
・生活者の嗜好性を把握する為の、ある程度の幅を持たせた「インテリア、プロダクトの画像」を収集
3. 定量WEB調査の実施
・パネルパートナーと連携し、世界5地域、8ヵ国のモニターに対して「WEBアンケート」を実施
4. データー集計、チャート集の作成
・地域や属性ごとに結果を集計し、「チャート集」を作成。
5. 多変量解析による各地域の嗜好性の構造化
・地域毎のデータを統合して多変量解析を行い、2軸の「ポジショニングマップ」を作成。
・各地域の嗜好性を「知覚マップ」により構造化し、一覧で確認できるようにした。
6. 読み解きによる嗜好性仮説の作成
・チャートや知覚マップにトリニティの経験値を付加して読み込みや背景の考察を行うことで、
グローバル、また各地域におけるプロダクトのデザインに対する「嗜好性仮説」を作成した。
納品物三菱電機株式会社 統合デザイン研究所 × デザインリサーチ、WEB調査、感性の定量化
・ローデータ
・クロス集計表(各国/地域比較)
・チャート集(各国/地域比較)
・調査報告書(各国/地域比較)

 成果、波及効果 
・本調査の情報を活用することにより、現地ブランチと根拠を持って議論しデザインの方向性を策定すること、
またグローバルを俯瞰してみることで、プロダクトのデザイン戦略に関わるグランドデザインを描くことが可能となった。

嗜好性調査、価値観調査など、さまざまデザインリサーチを行っています。
詳細はお問い合わせください。

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