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デザインの視点
海外・新興国
2012年6月8日

いまどきの学生@インド

ニューデリーにある、名門ネルー大学を訪問した。トリニティがよくお世話になるモトワニ教授が所属する日本語学科の部屋へお邪魔すると、ぞくぞく日本語の先生方が集まってきて、達磨が鎮座する部屋でインド人が日本語で会話するという不思議な光景が見られた。
いまどきの学生@インド
左端がモトワニ教授。日本語科は外国語学科の中で一番人気とのこと。

最初はこちらの質問に対して、きれいな日本語で快く答えてくださっていたのだが、そこはインド人。数分後には学則問題で議論とも愚痴ともつかない発言が英語でバンバン飛び出し、喧々囂々な状態に。

インド人学生というと、我々日本人にとっては猛烈に勉強するというイメージだが、先生方曰く「いまどきの学生は勉強しない」「コピペでレポート作る」「ある程度は容易に稼げるようになったので、必死に努力しなくなった」。インドを代表するエリート校であるネルー大学の先生方からそのような嘆きが聞こえてくるのがおかしくもあり、インドの若者に親近感が湧いた。「いまどきの若い者は・・・」は古今東西の常なのだ。

先生方にお礼を言って部屋を辞した後、今度は大学院生2人にキャンパス内を案内してもらった。ネルー大学のキャンパスは日本では想像できないほどの広大さがあり(ウィキペディアによると4平方km)、生活に必要な施設は全て揃っていると言っても過言ではなく、学生がパーティーをやるための屋外ステージまである。
いまどきの学生@インド
学生専用ライブ会場?

いまどきの学生@インド
見晴らしの良い定番デートスポットからの眺め。視えているのは全て大学の敷地。とにかく広い。

学生があけすけに語ってくれた話の限りでは、学生たちの多くは親元から離れて苦学しているというよりは、一種のモラトリアム空間の中で羽を伸ばし、学生生活をエンジョイしているようだ。勉強はもちろんしているのだろうが、決して勉強だけではないという印象だった。酒タバコその他を嗜む学生も少なからずいるとのことで、彼らが社会の主軸を担う頃には、インド全体のライフスタイル、消費性向など変わってきていることだろう。

また、講義棟では学生運動のポスターやペイントが沢山目に付いた。日本と比べてアート性の高いものが多く、テーマはドメスティックなものに限らず、国際的な問題を取り上げたものも多いように思う。発展著しい国では学生の政治運動が盛んというのも世の常なのだろうか。
いまどきの学生@インド
aisa=All India Students’ Association

いまどきの学生@インド
全部、学生運動のポスター

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文責:小澤剛
トリニティ株式会社
左脳をフル活用し、トリニティメンバーをバックアップ。トリニティ・ストラテジー・インディア設立時の立役者。

 

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