トリニティ株式会社

2019年11月14日 日本のクリエイティブ業界のエンパワーメントを目指す交流会「トピックス2019」 第3回 開催

公開:2019年12月3日 更新:2019年12月3日

—–1つの道を極めるだけが、クリエイティブではない

11月14日(木)、日本の事業会社9社のインハウス・デザイナー達によって構成される異業種交流勉強会、「トピックス2019」の第三回目となるイベントが、TOTOテクニカルセンターにて開催されました。車や文具、ゲームから寝具まで、日本を代表する様々な企業のデザイン部門からデザイナーが参加し、交流を深めてきた「トピックス2019」。2019年度のテーマは「異分野融合」昨年度の「越境」に続くテーマです。

クリエイティブ人材に求められる、イノベーションを起こす力。あらゆる制約に立ち向かい、閉塞された状況を打破し、新しい領域に一歩踏み出すことを企業の中、あるいは企業間の連携の中で行うために、どのようなマインドセットが必要なのか。人を巻き込み、新しいビジネスをけん引する人材になるために、どのようなアクションをとるべきかを考えます。

今回はアクセンチュア株式会社 デジタルコンサルティング本部でマネージャー UXデザイナー・マネージャーとして活躍する秋山由希子氏をゲストに迎え、ワークショップを行いました。

デザイナーとして活躍する人の多くは、高校時代から美術予備校に通い、美大に進学するなど、ある程度早い段階から職人のようにその道を極める人が多いかもしれません。けれども秋山氏がデザイナーになったのは、社会人になってだいぶ時間が経ったころ。デザインのみならずモバイルコミュニケーション、インターネット、プログラミングなど、それまでの経験した領域を横断し、多数の分野の知識を掛け合わせる事で、一つの道だけを極めるのとはまた違う形で力を発揮し、活躍しています。

—–過去の経験の中に、未来へのヒントが

参加者は事前課題として自分の人生年表を制作し、他グループのメンバーにそれをプレゼンテーションしました。自分で作成した年表を人前で発表することは、改めて自分の人生におけるプライオリティを意識し、客観的な視点をもつことに繋がります。また、そのワークから改めて自分がこれから取り組みたいことを導き出し、そのためにはまず何から始めればよいのかを全員の前でプレゼンテーションする一幕もありました。ここまで宣言したら、もう逃げられませんね。
秋山さんをゲストに迎えた今回のワークによって、参加者たちは自分のこれまでの働き方を見直し、これから取り組んでいく課題がより明確になったのではないかと感じました。

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