トリニティ株式会社

健康をデザインする――プレゼンティズムから考える健康経営 〜トピックス X 第5回実施レポ 〜

公開:2018年12月6日 更新:2018年12月6日

“健康がパフォーマンスに与える影響を真摯に考える”

トリニティのエデュケーションプログラム

2018年11月29日(金)、TOPICSの参加企業の1社であるコクヨの東京ショールーム にて、トピックス X 2018の第5回が、“健康”をテーマに実施されました。

“トピックス(TOPICS)”は、世界で唯一の異業種・複数社混成のインハウスデザイナーの活動として、2008年に始まりました。
以来今年で10年、トリニティは事務局として毎年の活動の企画から、運営までを一貫して行っています。

今期、ご参加頂いているのは、日産自動車株式会社、アイシン精機株式会社、株式会社オーテックジャパン、コクヨ株式会社、株式会社タニタ、TOTO株式会社、任天堂株式会社、パイオニア株式会社、パラマウントベッド株式会社、三菱重工業株式会社、三菱電機株式会社の計11社という、いずれも日本を代表する企業様で構成されています。

今回のゲストはDeNA CHO室 室長代理の平井孝幸氏。
働き方が多様化する中で、これまで重点を置かれていなかった健康に焦点を当てながら、いかにパフォーマンスを最大化することができるのかというインプットトークを行い、その後にグループに分かれて、自分たちが感じている普段の悩みから健康をクリエイティブに促進するアイデアを生み出すワークショップを実施しました。

長時間同じ姿勢でいることによる肩こりや腰痛、寝不足、さらには二日酔いなどによってパフォーマンスが低下するプレゼンティズムは、まだ日本ではなじみが薄く、その重要性は海外と比較すると遅れをとっている状態にあると平井氏は指摘。

その中で、いかに健康を前面に押し出さず、運動や何気ない生活への気遣いを促進できるのかを各課題ごとにグループから盛んなディスカッションが巻き起こっていました。

*プレゼンティズム=従業員が出社していても、何らかの不調のせいで頭や体が思うように働かず、本来発揮されるべきパフォーマンス(職務遂行能力)が低下している状態のこと。(「日本の人事部」参照)

また、休憩の合間には、コクヨが開発した世界で最もイスに座る時間が長い日本の労働環境を変えるオフィスチェア「ing」の体験も実施されました。

人生100年時代を迎えるこれからの環境の中で、健康とパフォーマンスの関係性をデザイナーは自分事以上に、どのように社会に貢献ができるのかという内容を深く考えるセッションとなりました。

 

トリニティは「デザインで変えていく」をミッションに、
さまざまな切り口から異業種・複数社混成のプログラムを実施しています。
ことなる視点からの知見や、業界外のネットワーク獲得など
新規事業開発や未来をつくるデザイン・企画を生み出すひとを支援します。

どんなに変化が激しく将来が見通しづらい環境でも「次」を生み出すのはいつも「ひと」です。
トリニティは通常の教育プログラムとは一線を画した実践的な学びの場を設けています。

・異業種共創型ワークショップ
・デザイン・イノベーティブ・ワークショップ
詳細はこちらから。

インハウスデザイナーの勉強会“トピックスX”、次回は2月中旬開催。

興味・関心のある企業様は、こちらからお問い合わせください。