異業種デザイン組織との交流を通じて、
自社組織の変革を実践的にリードできる力を育む。
デザイン組織を強くする異業種交流会 「トピックス2025」
公開:2026年1月13日 更新:2026年1月13日
日本を代表する企業のデザイン組織が、業種・業界を超え、共通の課題に向きあい、成長へとつないでいく異業種交流勉強会「トピックス」。日本のインハウスデザイン組織全体の視座を高めることを目的に2008年にスタート、今回18回目の開催となりました。
組織トップとして、チームをまとめるリーダーとして、デザイン組織の社内での地位獲得や次世代デザイン人材の育成など、他組織の「ナマの事例」に学んだり、意見をぶつけ客観的評価を得たりしながら、組織変革にダイレクトに活きる実践知を獲得できる、数少ないコミュニティです。
トピックス2025 参加企業12社(敬称略/*は2025年度初参加企業)
エレコム株式会社/コクヨ株式会社/株式会社小松製作所*/株式会社JVCケンウッド・デザイン/JUKI株式会社*/株式会社竹中工務店/株式会社タニタ/TOTO株式会社/株式会社デンソー*/東洋製罐グループホールディングス株式会社/三菱重工業株式会社/三菱電機株式会社
組織運営の失敗談に、リアルな課題突破ストーリー。
企業の壁を超えて、組織が成長するための実践知を獲得する。
参加者一人ひとりはもちろん、組織単位での成長・マインドセットをめざす、トピックス。マネジメント層だけでなく、新任リーダー、20代前半の将来人材までさまざまな役割・キャリアを持つメンバーが各々の組織の狙いの元、課題を持って集います。ここでは全員が“組織の代表”。デザインを共通軸に経営視点での議論を重ねていくなかで、自ずと主体性が立ち上がり、これまでの“自分の領域・役割”を超えた気づきと経営へのモチベーションを獲得していくことができます。
「デザイン組織は、良くも悪くも(他部門からはいまだ)特別扱い」「目の前のデザインにこだわりたいデザイナーを、どう経営視点に育てていったらいいのか」「営業や開発部門に未来像を提示しても『それで?』で止まってしまう」。プロジェクトなどの成功事例を共有する機会は他にもあれど、そこにいたるまでの失敗談や、組織としての本質的課題、組織リーダーとしての迷いなどをも共有・発散しながら、具体的変革へのヒントを勝ち取っていくことができるのはトピックスならでは光景です。
第5回では、2025年度の活動を総括する各社プレゼンテーションを実施。参加企業であるコクヨ株式会社さまに会場を提供いただきました(THE CAMPUS @東京都品川区)。先日刷新されたばかりのロゴマークの紹介もいただきました。
企業価値向上の一翼は、デザインにある。全社に認識させるためのコミュニケーションとは。
そしてトピックスでは毎年、多くのデザイン組織が共通して抱える課題からテーマを設定し、約半年間の“共考”活動を繰り広げています。
2025年度のテーマは「インナーコミュニケーション」。企業活動、そして社会的にも「デザイン」の領域が広がり、デザイン組織が担う役割も複雑かつ多岐になる一方で、デザイン組織を率いるトップとして社内全体におけるデザイン組織の地位や発言力は高められているだろうか、経営と対等に議論し企業価値向上へとリードしていくデザイン人材をどのように育成していけばよいのかなど、多くのデザイン組織が抱えている共通課題として本テーマは多くの支持を集め、初参加3社を含む12企業に参加いただきました。
同じ「デザイン」を担いながらも、業界も、文化も、生きる時代も異なるなかでキャリアを積み上げてきたメンバーたち。あるグループでは、組織トップが他社の次世代リーダーメンバーに、生成AIの影響について意見を求めたり、若手目線からの組織への想いに意見したりといった光景も。お互いに自社の価値を改めて言語化しながら対話を進めていくなかで、思考が再構築され、課題そのものの見え方も変化していく学び合いの場。まさに“他流試合”的環境のなかで、自社変革への方向性が具体的な言葉として組み上がっていきます。
第5回では、混合セッションや企業ペアワークなどを通して獲得してきた自社への新たな気づきや課題へのまなざしを元に、新たな「インナーコミュニケーションコンセプト」を各社ごとに言語化。ゲスト企業を含む20社以上が集まるなかで、発表が行われました。
参加者が“組織代表”として取り組むことで、自ずと経営視点が身についていく。
約半年間に渡って繰り広げられた2025年度の活動成果を発表した最終回では、若手の参加者も自社組織のコンセプトについて、ゲスト企業を含め20社近くの代表メンバーを目の前に、組織代表としてプレゼンテーションを実施。自社の価値を他社メンバーに伝えようとするなかで思考や言語化が進み、自組織へのエンゲージメントも高まっていきました。これらの成果・経験は各組織に持ち帰られ、ボトムアップ的に組織人材全体を巻きこむ変革へと導いていくはずです。
さて、トピックスの活動は2026年も続きます(2026年5月スタート予定)。毎年のテーマは、参加企業の皆さんと共に時代の兆しを捉え設定しています。もちろん、これから参加を希望される企業のご意見も取り入れてまいりますので、気軽にお問合わせください。
デザインマネジメントの潮流を知りたい、BtoBビジネスでのデザイン組織の在り方を模索している、少人数ながら組織をさらに強くしたい、経営層にデザインの力を具体的にアピールしたい・・・など、デザイン組織としての課題をお持ちの方は、どうぞトピックスに。その解が、ここにあります。
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