組織を変えたい、アプローチを変えたい人が、ゆる〜くつながる
100年に一度といわれる大規模な都市再開発が各所で絶賛進行中の東京ですが、その中でも特に勢いのある界隈、東京駅八重洲口のYANMAR TOKYOを会場に、恒例イベントとなったゆる〜くつながる会(通称ゆるつな)が開かれました。
さまざまな企業、業種の人たちが垣根を越えて集まり、まじめなテーマをざっくばらんに話し合ってゆる〜くご縁を結ぶ場としてスタートしたゆるつなも、早いもので5回目。今回はヤンマーブランドアセットデザイン株式会社、一般社団法人Future Center Alliance Japan(FCAJ)、トリニティの共催です。
テーマは「B2Bビジネスの突破口」
B2Bビジネスの現場では、とかく社内や取引先など身内でのやりとりが多くなり、気づかないうちに視野が狭まってしまいがちです。そこで今回のゆるつなが取り上げるテーマはB2B企業の突破口! 「他社の人は同じような悩みはないの?」「他の業界はどうなんだろう」「もっと違う視点を見つけたい!」――こうした思いを持ち寄り、次のアクションを考えるためのヒントを一緒に模索します。
人と未来を咲かせる「HANASAKA」の発信拠点YANMAR TOKYOを見学
まずは、ヤンマーブランドアセットデザイン株式会社 取締役の八木洋介さんのご案内で館内ツアー。東京駅八重洲口の「ヤンマーのビル」といえば、昔から駅前のランドマークとしておなじみの存在ですが、こちらがYANMAR TOKYOとして新たに生まれ変わったのが2023年のこと。ビルのコンセプトでもある「HANASAKA」とは、自分の手で未来をつくろうと挑戦する人たちを後押しするというヤンマーの価値観をキーワードにしたもので、YANMAR TOKYOはこのHANASAKAの発信拠点と位置づけられています。
未来はクリエイトしない限りやってこない — 長屋明浩さんのライトニングトーク
ライトニングトークでお話しいただいたのはヤンマーブランドアセットデザイン株式会社 代表取締役の長屋明浩さん。長屋さんとトリニティの出会いは2005年に遡ります。
長屋さんとトリニティのストーリーはこちらから
*https://trinitydesign.jp/insidestory-長屋さま/
トヨタ自動車の時代から現職に至るまで、長屋さんが一貫して携わってこられたのがブランディングのお仕事です。ブランドをつくる上で重要なのは、ビジョン、つまり「未来」を描くこと。ヤンマーホールディングスに移籍後、未来を可視化する長屋さんの活動はますます加速し、「HANASAKA」へ、そしてオリジナル商業アニメ「未ル わたしのみらい」の始動へと花を咲かせました。
文化も課題も違うそれぞれの企業で、常に斬新な方法で多様なステークホルダーを巻き込み、動かしてきた長屋さん。現在は、国民的キャラクターのヤン坊マー坊をはじめとするヤンマーの数多くのブランドコンテンツやデザインアセットを活用する新組織、ヤンマーブランドアセットデザインを率い、新たな取り組みに邁進されています。ライトニングトークは、そのエネルギッシュな活動の一端に触れられる貴重な機会となりました。
「B2Bビジネスの突破口」をお題にみんなでディスカッション
ライトニングトークの後は、参加者が数名のグループに分かれてディスカッションタイムへ。長屋さんのトークにもあったB2B企業におけるブランディングの意義や、リクルーティングでの課題について。また部署間に横串を刺してインナーコミュニケーションを促す“非公式な場”の大切さや、心理的安全性をどう担保するか。さらに、新規事業創出のために社内提案を活性化させるにはどんな仕組みづくりが必要か…等々、各テーブルでさまざまな話題が展開。事業ドメインもカルチャーも異なる他社の人同士だからこその新鮮な気づきがあるのはゆるつなならではです。
続く懇親会では、ヤンマー直営のお弁当屋さん「八重八(やえはち)」の海苔弁をいただき、さらにトリニティとは多くのプロジェクトでご縁のある石川県、富山県の日本酒も堪能。気持ちもおなかも満たされ、笑顔のうちに閉会しました。
“偶然の対話”から生まれるポジティブな化学反応
ゆるつなの一番の魅力は、日常では出会えない人との偶然の対話です。同じ課題を抱える人と悩みを共有したり、まったく違う業種の人から刺激を受けることで、閉じていた思考が開かれていく。そしていつの間にか前向きな気持ちになれる。そんなポジティブな化学反応を引き出せるよう、各回毎に事務局がメンバーの顔ぶれを考え、お声がけしています。厳選した少人数の会だからこそ、安心して本音を語り合える場。それがゆるつなです。
次回の実施は2025年12月〜2026年1月頃を予定しています。もしご興味をお持ちいただけたら、ぜひ次の機会にこの空気を体感しにいらしてください。また「こんなテーマでディスカッションしたい」といったリクエストや、「うちの共創スペースでゆるつなをやってみない?」というお誘いも歓迎です!お気軽にお問い合わせください。
関連記事