トリニティでは、2022年度に三菱重工業株式会社、三菱電機株式会社と協働で、テクノロジーの変化を読み解き、次代のライフスタイルを考える共同研究を実施しました。この研究は来年度も実施予定で、新たにご参加希望の企業様を募集いたしております。ご興味のある方はお問い合わせください。
こんな方におすすめです
・製品開発、事業開発の未来を考えるうえで、社会の変化をテクノロジーの視点でとらえたい
・将来の動向を把握し、自社の資産を掛け合わせてビジネスを行いたい
・自社技術に関しては詳しいが、社外の技術に関してはなかなか情報が読み解きづらいと感じている
プログラム概要
技術バックボーンの異なる企業のメンバーによる共創で、技術情報から未来シナリオを創造します。
ご参加企業からのコメント
・他の会社の人の意見や解釈を聞くことで、自分では思いつかないような、技術の意味や価値を考える機会となっている。
・3年継続する中で、自分も含め参加者それぞれが能動的に技術を読み解き、リサーチを実践できる場になっている。
・他社の方とチームを組んで、日常業務では触れないテーマ(宇宙)で未来シナリオを考えることは、とても刺激的です。
企画背景:科学技術の未来からバックキャストで考える
自社の未来を考える際には、未来の世界がどうなっているのかーーー技術の進化のみならず、それがどのように世界を変えていくのかーーを想像し、その先を自社がリードするための戦略を検討する必要があります。
一方で、テクノロジーの進化スピードはすさまじく、世界で、また様々な領域で日進月歩を遂げています。さらに、それぞれの技術革新だけでなく、それぞれの発展の相互作用は、人々のライフスタイルに劇的な変化をもたらしています。また、変化の影響範囲は広く、思ってもいないかけ合わせがイノベーションとして、多様な領域に立ち現れています。
このような状況では、自社内のリソースだけで技術の変化と、その影響までをも捕捉することは難しいというのが実情です。
異業種の知恵を融合し、科学技術から未来を読み解く
技術の影響を読み解くには、技術そのものの理解とは別に、何がどのように関連していきそうかという暗黙知が必要です。
そこで、異なる専門領域をもつ企業が集まり、技術とその影響について議論することで、未来の変化を読み解く共同研究を行いました。
ここでは、技術そのものの理解ではなく、技術が生活者のライフスタイルや、接点(UI)やサービス等ソフトウェア(UX)にこれから引き起こす変化についてを検討しました。
これにより、技術開発の意義や方向性、戦略を見出すことができるようになりました。
実施スケジュール (のべ5日、5か月)
1日目(5月) ・技術トレンドレポート共有と技術トレンドに関するディスカッション
・技術年表作成に向けた領域(業界/テーマ/分野)の選定
・〈宿題〉技術年表作成に向けて情報収集 ※参加メンバー全員
2日目(6月) ・新領域の技術年表ワークショップ
3日目(8月) ・新領域の技術年表共有と内容に関するディスカッション
・要素技術の最新事例に関するテーマの選定
・〈宿題〉選定テーマに関する要素技術の最新事例収集 ※参加メンバー全員
4日目(9月) ・要素技術の最新事例分類と考察ワークショップ
5日目(10月) ・未来シナリオ創造ワークショップ
最終成果物
・技術の未来トレンドレポート
・新領域の技術年表
・要素技術の最新事例集
・未来シナリオ ストーリーボード(イラストレーション)
次年度以降の実施について
来年度も実施予定です。ご参加になりたい企業の方はお問い合わせください。
ご興味のある方、今年のレポートの内容などについてはお問い合わせください。
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