インサイトエンジニアリング 概要
リサーチ情報を新たに読み解きなおし、新製品・サービス・事業開発のためのシナリオ*設計を加速します。
情報からインサイトを引き出すことが、アイディアの質を上げる
図は、情報(ファクト)をそのままリソースとしてアイディアを出す場合と、ファクトを読み解き、仮説を構築したうえでアイディア創出をした場合の比較です。
大量の情報から直接アイディアを発想しようとするとどうしても「表面的な課題」にとらわれてしまい、場当たり的な発想につながってしまいます。
インサイトエンジニアリングでは、複数の情報を掛け合わせ、背景に共通してみられる問題や人の意識の変化をとらえる(インサイト抽出)を行います。これにより、解決すべき課題をより鮮明に描き出すことができます。このようにして整理された課題に対してシナリオやアイディアを発想していくことで、ターゲットとなるユーザーが真に求めていることに近づきやすくなります。
また、アイディア発想の際も、「どんな人が」「なぜ」「何に価値を感じるのか」をシナリオ形式で行うことで質を高めます。
こんな方にお勧めのプログラムです
新規事業開発や製品/サービス/デザイン開発において、以下の様なお悩みを抱えている方に役立つメソッドです。
*シナリオ(ユーザーシナリオ/UXシナリオ)とは?
シナリオ(ユーザーシナリオ/UXシナリオ)とは、新しいビジネスのターゲットとなるユーザーは誰なのか、
ユーザーが現在、どんな問題を抱えていて、どう課題を解決できるのか、価値を享受できるのか、
こうした仮説を、ユーザーを主人公とした物語として表現する手法です。
ユーザーの将来のあるべき姿を可視化したものと言えます。
ターゲットを設定すると、ビジネスに対象は消費者向け(B to C)に偏りがちですが、
消費者に届くまでに関わる企業(B to B)も対象となることや、
実装される環境や社会にまで思考を拡張して考えることが重要です。
『インサイトエンジニアリング』は、このシナリオを設計するためのノウハウを、誰にでも取り組みやすい方法としてメソッド化したものです。
『インサイトエンジニアリング』メソッドの特徴
シナリオ開発に必要な工程やノウハウをメソッド・ツール化することにより、新製品・サービス・事業開発に対するハードルを低減し、「省コスト化」「アウトプットの質の平準化」を図れることが大きな特徴です。
本メソッドから創出したシナリオはあくまで仮説であり、仮説を検証する為の「一次調査」はもちろん必要であり重要ですが、メソッドを活用することにより短期間で「シナリオ仮説」を作成し、仮説を持って現地調査を実施することにより、調査の的が絞れてスピードアップや省力化が図れることが大きなメリットです。
『インサイトエンジニアリング』プログラム進行
プログラムは3つのステップで進行します。詳細はお問い合わせください。
STEP1. ファクトカード作成ワーク
既存レポートやWEB・文献の二次情報から、対象地域の情報を抽出して「カード」にまとめます。
●Trinityの提供価値
専門のデザインリサーチャーがカード作成を担当、監修します。
STEP2. 問題発想ワーク
STEP1の「ファクトカード」を組み合わせ、ファクト同士の関係性から気になるポイントを見出し、
グループワークを通して「解決すべき問題」「インサイト仮説」へと読み解きを行います。
●Trinityの提供価値
ファクトを組み合わせてインサイトを発想する独自メソッド/
チーム脳を活性化させるグループファシリテーションを提供します。
STEP3. シナリオ創出ワーク
STEP2で発想した「解決すべき問題」「インサイト仮説」を起点に、
問題に困っている様々なステークホルダーを設定して、文章完成法式のシナリオ作成を行います。
●Trinityの提供価値
文章完成方式による的を突いたシナリオ創作をサポートします。
またグローバルにおけるリサーチ経験の豊富なTrinityでは、シナリオ仮説構築後の
「現地リサーチ」までを厚くサポートさせていただきます。
実施事例紹介
このプログラムは、株式会社デンソー様と共同開発しました。事例紹介として詳細をご覧いただけます。
【事例紹介 株式会社デンソー様】
リサーチ情報をインサイトに導くメソッド開発により、新製品・サービス・事業開発を深化する
「自社で活用できるか相談したい」、「詳細を知りたい」など
お気軽にお問い合わせください。
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