トリニティ株式会社

クラウドファンディング+ハッカソンで、 新しいモノづくりを体感しよう! ~異業種共創型ワークショップ~

公開:2015年1月26日 更新:2015年1月26日

今回は異業種企業8社が参加する「共創型ワークショップ」の模様をご紹介。

このワークショップは異業種企業の若手デザイナーたちを対象に毎年行っている企画で、若手の人材育成の場として、ワークショップを通じて異業種間の交流を深めるとともに、お互いが刺激し合うことで商品&デザイン開発力を高めていく相乗効果を生み出します。

特に、今回はクラウドファンディングを活用することで、
参加デザイナー達はインハウスという普段の立場とは異なる”個人メーカー”としての新しいモノづくりプロセスを体感することができました。

またワークショップの進行はハッカソン形式を取り入れました。
そもそも”ハッカソン”と聞いて耳慣れない言葉と思う方もいらっしゃると思いますが元々はシリコンバレーのIT企業から生まれた、時に徹夜も辞さない合宿形式でプログラム開発を競い合うワークショップで、名前の由来もズバリ、「hack (ハック)」+「Marathon (マラソン)」。アイデアの発散・収束、そして実際のアウトプットまで持っていくのが特徴です。

今回、(徹夜こそないものの)2日間連続のワークショップで
参加デザイナーのみなさんには、働く環境をより快適にするような
「ダンボール(紙)を素材とする事で付加価値を生む在宅ワーク向け商品」
をデザインし、実際にプロトタイプ作成まで行いました。

ダンボールという、素材の特性を生かして
・お客様の手元に渡る際に郵送できるサイズである事
・アナログな製品である事
という制約も設けています。

まずは「働く環境で困っていること」について、みんなで “気付き”を挙げて、
共有します。

気付きはグルーピング分けされ、同じテーマに興味を持つ人同士で更にグループディスカッション。色んな人の意見を参考に、アイデアを発散させます。

その後は、ひたすら個人ワーク!
アイデアをまとめ、考え、スケッチし、ダンボールでのプロトタイプ作成にとりかかる。
あえて製作時間は厳し目に設定されているので、時間内に完成させるために皆、
真剣!

さらに2日目の冒頭には、特別ゲストとしてクラウドソーシングの最新事情に詳しい、法政大学経営学部の西川英彦教授による、モノづくりにおけるマーケティングの重要性と、ユーザー主導のイノベーション、そしてそれを可能にするクラウドファンディングの事例について、時にユーモアを交えながらプレゼンをして頂きました。

使い手のニーズや市場性などのユーザー視点を踏まえたものづくりの重要性と、
クラウドファンディング手法の意義を再認識し、後半のワークにとりかかりました。

…そして最後は、皆の前で各自、出来上がった作品のプレゼンテーション。
短時間に作られたとは思えない練られたユーザビリティ、商品としてのデザイン性、美しさ…。いずれもすぐにでもダンボールプロダクトとして発売できそうなクオリティに会場からは感嘆の声が聞かれました。

●Eye Partition(CUUSOOサイトより)
視界を遮ることで、集中して目の前のPCやノートだけを見ることができるパーティション・アイウェア。

●Nomad portable paper speaker(CUUSOOサイトより)
スマホで音楽を聴くための、フラットにたたむことができてA5サイズの手帳にぴったり収まるポータブルサイズ・スピーカー。

●PC&小物類持ち歩きバッグ(CUUSOOサイトより)
オフィス内での移動時にPCや書類・筆記具を持ち運ぶために。段ボールの特徴であるクッション性がパソコンの耐衝撃保護の役割も果たしている。

ワークショップで製作されたプロトタイプは、ワークショップ終了後もブラッシュアップを続け、クラウドファンディングを用いて実際の商品化を目指します。プラットフォームをご提供頂いたのは、日本国内でのクラウドファンディング・サービスの草分け的存在であり、「持ち運びできるあかり」や「体にフィットするソファ」など話題の商品を無印良品とのコラボレーションにより生み出してきた、
株式会社CUUSOO SYSTEM。

また、ワークのためのダンボール素材提供およびワークショップ終了後のビジネスオーナーとして、ダンボールケース及び美粧ケースを中心に企画・製造・販売を行い、ユニークな取り組みが注目される株式会社美販に、それぞれご協力頂いています。

ワークショップを通じて製作されたダンボール・プロダクトたちは、その製作過程が初日にCUUSOOの特設サイトにアップされてコメントを受け付けると共に、ワークショップ終了後には一般公開されて、現在は一般の方たちからも投票を受け付けています。

今回のワークショップから生み出されたプロダクトはこちらから!
是非、ご覧ください。

●CUUSOO BIHANブランドサイト
https://cuusoo.com

一定の得票を獲得した製品は、市場性ありと判断された場合には(株)美販がビジネスオーナーとなり、実際に商品化されます。

ワークショップの枠を超えて、自分自身のアイデアが実際の製品になったら…。
デザイナーとして、ひょっとしたら普段の業務以上に気合が入ってしまうかも…?

出来たばかりのダンボール・プロダクトが並ぶ

最後にCUUSOO SYSTEMに、今回の取り組みについてお話を伺いました。

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CUUSOO SYSTEMは、クラウドファンディングの分野における先駆者として、
1997年から新商品開発費用の資金調達を手助けしています。

CUUSOO SYSTEMが運営する「CUUSOO」プラットフォームは、企業向けのスポンサード・プラットフォームとして、これまでに、
無印良品(株式会社良品計画)(2001-2010)
TEPCO(2004-2011)やLEGO®社(2008 – 2014)
などの導入事例があります。

今日では、クラウドファンディングを活用して、消費者の立場から様々な商品が誕生する機会が増えています。
CUUSOO SYSTEMは、ユーザーが必要とする「本当にほしいもの」と、
企業やクリエイターが「本当に世に出したいもの」、DemandとSupplyがしっかりと手を結ぶことができる仕組みを整備することで、世にあるべきなのに、まだ無い商品サービスをひとつでも多く生み出す力となりたいと考えています。

あなたの商品アイデアを、CUUSOO でカタチにしませんか?
「CUUSOO」プラットフォーム
https://cuusoo.com

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また、アイデアが商品化され利益を産んだ場合には、アイデア創造者(参加者)への利益分はデザイン教育機関、
学校法人インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢 (ISAK)に寄付されます。

※学校法人インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢 (ISAK)
高校1〜3年生を対象に各分野で次世代をリードしてゆける子ども達の育成を目指す、少人数制の全寮制インターナショナルスクール。デザイン思考を取り入れた教育を通じて、物事を俯瞰する力、創造的に考えながら多様な価値観の人々と恊働する力を身につける事を目的としている。

異業種デザイナーたちの交流だけでなく、このワークショップ・プロジェクト自体が企業・教育機関とのコラボレーションによって成り立っています。

トリニティでは、今後とも人と人、企業と企業の”つながり”から生まれるシナジー創出を目指してワークショップをはじめとする各種プロジェクトを実施していきます。

この記事へのお問い合わせはトリニティ・セミナー運営事務局まで。