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日・中 メタリックカラーの嗜好を比較する

公開:2014年12月10日 更新:2014年12月10日

「シルバーvsゴールド」メタリックカラーの嗜好の違い。
これは文化と流行が影響する壮大なテーマです。
時代の牽引にはファッショントレンドも関係しますが、そもそも我々日本人にとってメタリックカラーは、対象物にもよるけれど、「さりげないラメ、パール表現による洗練された高級感、グレード感」が好まれるという印象。やや非日常的な感覚もあります。
一方で、中国人にとっての「ゴールド」は、特別なものというよりも「日常にある色の選択肢の一つ」という感覚だそうで、「ゴールド=好き!」という感じらしい。

中国の人、数人に対して金属色の嗜好性を聞いたところ、「製品を買うとき、選択肢がシルバーとゴールドなら断然ゴールドを選ぶ」という答えが返ってきたのが印象的でした。

たとえば、iPhone5s発売後、中国人同士でゴールドのiPhoneを選んでいない友達がいたら、「なんでゴールドを買わなかったの?」というコミュニケーションがあったほど。日本人にはそのやり取りは無いように感じます。むしろ、ゴールドの製品を選んだ人に対しては、「なんでシルバーじゃなくてゴールドなの?」という質問をしている気がします。

このシルバー嗜好は、日本人の白嗜好の延長なのでしょうか。あっさりした感じを好む傾向がありますよね。
余談ですが、メタリックカラーについては、apple社がApple Watchを発売した影響で、ピンクゴールドやカッパーにも注目が集まると噂されています。

iPhone5sと6のゴールド
出典:Gizmode http://www.gizmodo.jp/2014/09/iphone6_5.html

注目のApple Watch(2015年発売)「Apple Watch EDITION」は中国人にどう評価されるのか。

いずれにしても、このゴールドの嗜好については、光かたや、粒子の大きさも大切です。
ギラギラに光っているのは有りなのか、さらっとした軽いメタリック感はあっさりしていて嫌なのかが気になるところ。

その辺を聞いてみると、若者やモダンテイストを好む人には、ギラギラしすぎるものは嫌がられる傾向がありました。
さらりとしたラメ感のベージュをベースにしたゴールドを「ラグジュアリー」と呼んで好んだり。
中国の人にとって「ステータス感」を伝える手段にもゴールドが象徴されるようです。ただし、こればかりは住んでいる地域や世代によって一概に言えないので、注意が必要。

いずれにせよ、ゴールドの嗜好に関してはとても興味深く、時代性と消費者の嗜好性の変化を追い続けなくてはと思う中国での滞在でした。

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