トリニティ株式会社

タイに住みたい?

公開:2013年8月19日 更新:2013年8月19日

日本人のロングステイ希望国・地域の1位はマレーシア、2位はタイである(2011年度、ロングステイ財団調べ)。タイの魅力はいったいどこにあるのだろうか?
日本に比べて物価が安い(月20万円でゴルフ三昧?)、欧米に比べ日本に近い(戻ろうと思えばすぐ戻って来られる)、寒くない(暑いけれども、寒いよりは暮らしやすい)といった理由はすぐに思いつきそうだ。

先日初めてタイ・バンコクに出張したのだが、百聞は一見にしかず。
「住んでみてもいいかなあ」と思わせる、何ともいえない魅力があるのに気づいた。
以下、独断と偏見で、タイに住みたくなる(なった?)理由を紹介しよう。

第一に挙げられるのは、ホスピタリティにあふれていること。礼儀正しいと言ってもいいかもしれない。老若男女みんなが、手を合わせて挨拶をする(ワイとよばれる)。日本人も同じ仏教徒だからなどと思って、ついつい真似をしてしまう(普段は仏教のことなんか考えたこともないくせに)。ただ、この習慣が日本人にとって何%かタイの好感度をアップさせているのは間違いないと思う。

老若男女が手を合わせて挨拶をする光景がよく見られる。
ドナルドも「微笑みの国」ではご覧のとおり。

第二にメシがうまい。街中に屋台がひしめいていて、あらゆる食べ物を売っている。現地の高級マンションを見ると、意外にキッチンが貧弱。現地の人に言わせると、屋台で買ってくればたいていの料理は事足りるので、家で調理をする必要がないのだとか。調べてみると、本当だった。タイの都市部では外食の食料品支出全体に占める割合は35%、中食(調理済み食品を家庭で消費)も含めると59%にも及ぶ(タイ国統計局2011)。ちなみに日本では外食、中食合わせて3割程度である。

そう言えば、定食チェーンの「大戸屋 ごはん処」が2005年に最初に海外店舗を開いたのがバンコクだった。現在ではタイ国内で40店舗近くを展開している。メニューは日本と変わらない定食で、値段は250バーツ前後。これは日本での値段とほとんど変わらないから(800円くらい)、現地の感覚ではちょっとだけ贅沢なレストラン。大戸屋が海外初出店にタイを選んだのは、もともと米食文化の国である、親日的で日本料理の店が多い、魚をはじめ食材の質が高いのが、その理由だったそうだが、これだけ成功しているということは、日本人とタイ人の味覚には共通性があるのではないか。

日本の外食チェーンが広く受け入れられている。タイにはタイカレーが存在するが、日本式のカレーも好評。味覚の共通点は多い?

第三にユルい。やはり現地の人が言うには、タイにもちゃんと法律はあるが、あまり守られない。歩道をバイクで飛ばしているのには驚いたが。この点ではルールをきちんと守る日本とは対極にあるのかもしれない。かと言って、無法の世界かというとそんなことはない。最初に礼儀正しいと書いたけれど、細かいことは気にせずに、それでも何とかうまくやっていける世界という感じだろうか。日本人も本音を言えば、こんな社会を望んでいるのかもしれない。

こんなことを書いているうちに、またタイに行きたくなってきました。

礼儀正しく、適度にユルい。
タイは犬にとっても日本よりずっとのびのびできる環境かもしれない。