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デザインの視点
海外・新興国
2012年3月27日

インドネシアのお洒落と宗教

インドネシアは世界で最も多くのイスラム教徒を抱える国だ。

街中では、公の場で髪の毛を隠す為のかぶりものである、「ジルバブ」を身に着ける女性が目に付く。

驚くのはそのカラーやデザインの多さ。女性達は「ファッションの一部」としてもジルバブを楽しんでいるようだ。

口元まで黒い布で顔を隠している、厳格なアラブ諸国のイスラム教徒の女性とは大違い。

インドネシアのイスラム教は一言でいうと「寛容」で「柔軟」。

その教義は、元来の形式と異なる部分が多く、インドネシアの風土や環境に適合した独創的な解釈へと変化を遂げている。

度重なる統治の過程で、様々な国の文化を柔軟に受け入れ、自らの価値観と融合し、新たな価値観を繰り返し育んできた歴史が、その根本にあると推測できる。

インドネシアスタッフによると、ジルバブをかぶるか否かも自分で決めることができ、更にジルバブをかぶれない時にはカツラで代用することもできるらしい(自分の髪の毛を見せているわけではない、ということらしい…)。

またジルバブがあまりにファッショナブルなので、「ジルバブをしている人を横につれて歩きたい!」という男性達もいる、なんて話もちらほら…

インドネシア向けの商品開発においては、この「寛容」で「柔軟」な価値観をおさえる事が重要になってくるのかもしれない。

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文責:山口崇
トリニティ株式会社 取締役 / デザインプロデューサー
Adaptive Insight Academy デザイン思考 講師

グラフィックデザインを学んだ後、
メーカーのデザイナー、ブランドコンサルティング会社の戦略プランナーを経て、
現在はトリニティ株式会社にてデザインコンサルティング、デザイン&イノベーション
ワークショップの企画・実施・ファシリテーションを行う。
アダプティブインサイトアカデミーデザイン思考講師も兼任。

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