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デザインの視点
海外・新興国
2012年8月2日

インドお犬様事情

以前、本ブログにて野良犬や野良牛の話を書いたが、野良動物がインドに多い理由が先日のインド出張で判明した。

ネルー大学のモトワニ教授に、キャンパス内を案内していただいた時の事。街中同様に野良犬がのどかに暮らしている様子を見て、私が「これはすべて野良犬なのですよね?」と聞いたら、モトワニ教授曰く「はい、インド人は動物殺さないですからね」。

そうなのだ。インド人(殊にヒンドゥー教徒、ジャイナ教徒)は殺生を好まないのだ。言われてみれば当たり前すぎる理由だが、すとんと腹に落ちたのだった。だからあんなに野良犬が多いのだ。でも野良猫は少ない。少なくとも私は見たことがない。現地のインド人に聞くと「いるよ」とのことであったが。

インドお犬様事情

ネルー大学構内に住む野良犬ファミリー

一方、当然ながら野良でない動物もいる。

ペットショップをネットで検索するとニューデリーだけで数軒見つかるし、トリニティの現地法人トリニティ・ストラテジー・インディアのオフィス近辺で、立派なシェパードを散歩させるインド人(明らかに飼い主ではなく散歩係という風情であった)を見たこともある。

そういえば3年前も、マーケットの家畜&ペット売り場で仔犬が檻に入れられて売られていたのを見た。そんなことを考えつつ、デリー市内のマーケットをうろついていたら、ペット用品店を見つけた。日本の個人商店とさほど変わらない品揃えで、強いて言えば小型犬比率が日本のように突出していないのだろうなというくらいの違い。輸入品が殆どのようだ。

インドお犬様事情
階段を下りた地下一階。ペットフードブランドの看板がびっしり貼ってあったので発見できた

中国では富裕層を中心に日本人顔負けのお犬様文化が見られるが、インドでも経済発展とともにペット事情が変化していくのだろうか。

私は生活水準が向上しても、動物に対する考え方が大きく異なるインドでは、独特のAnimal Welfare文化、ペット文化が醸成されるかもしれないと、期待している。

 

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文責:小澤剛
左脳をフル活用し、トリニティメンバーをバックアップ。トリニティ・ストラテジー・インディア設立時の立役者。

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