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デザインの視点
デザイン戦略
2019年11月10日

デザイン思考研修/自治体で注目される理由・福井県

デザイン思考研修/自治体で注目される理由・福井県
私たちは先日、福井県の職員の方々を対象に、「ふくい政策デザイン」スタートアップ研修を担いました。
未来戦略部を筆頭に、総務部、交流文化部、安全環境部、健康福祉部、産業労働部、農林水産部、土木部、教育庁、人事委員会等、部門を横断しての総勢20名強が参加。
2日にわたるワークショップでは、デザイン思考の基礎座学とワークショップが展開されました。

福井県は今年杉本知事が就任し、大きな一歩を踏みだしています。従来の課題解決型から、新しい価値をどう生み出すか~の戦略的なモデルチェンジ、4年後に迫る北陸新幹線敦賀開業と、大きなチャンスと転機にきています。
デザイン思考研修/自治体で注目される理由・福井県

なぜ、自治体に”デザイン思考”のアプローチが必要なのか

周知のとおり、日本、そして地方自治体は課題先進国。財政基盤の見直しにも拍車がかかります。同時に私達の価値観は大きく変容し、技術も大きく進展。従来の決められた構造の範囲内での改善の積み重ねでは、課題を打破することは出来ません。そんな中で、住民や生活者・利用者の目線で未来にあるべきサービスを考え、それを住民・企業・自治体、団体が一緒になって協働するオープンイノベーションが求められます。それを叶えるひとつのアプローチがデザイン思考。「ひと」に視点をおき、言語化されていない本質的な問題を考えて、それを小さいながらも形にしたり、行動しながら適切に整えていく。このプロセスを重視するサービスデザイン思考に基づく業務改善は、国の方針にもなっており、それによって自治体運営に変革を起こす流れです。
デザイン思考研修/自治体で注目される理由・福井県
写真: 藤丸副部長

福井県での取り組みをトリニティが実施
初日は、デザイン思考の座学とワークショップ。ワークショップでは、日ごろやっている「歯磨き」を
題材に、行動観察してジャーニーマップを作成。そこから「インサイト」を探す基礎的なエクササイズ。
また、チームでアイディアを生みだすためのフレームワークを複数使いながら、ひとりで考える知恵の限界を打ち破るためのエクササイズも取り込みました。
二日目後半には、実際の自分たちの課題について、フレームワークを生かして挑戦。従来の見えている課題をどんな手法で解決するか~ではなく、「そもそもの問題は何か」「皆がどのように感じているか」、それに向かって「自分たちはどう変わる必要があるか」~について、短時間ながらも深いセッションとアイディアのアウトプットが生み出されました。
デザイン思考研修/自治体で注目される理由・福井県

福井県は、まさにデザインの領域を、「産業デザイン」から「政策デザイン」に広げて、デザインを政策に活用しようとしています。
私達トリニティは、デザイン思考というツールを、”これさえやればすべてが解決する魔法のツール”などと思っておらず、昨今のデザイン思考ブームには戸惑いも感じることもあります。
ですが、デザイン思考は、従来の論理的思考プロセスでは生み出せなかったサービスや製品を生む思考法として、おおいに汎用性があり、複数の専門領域を超えて共通言語と成り得ます。
私達トリニティは、日ごろの業務でサービス開発&ものづくりを進めていますが、会社のスタート以来「デザイン思考」はツールではなく「私達の体質」です。

福井県はじめ自治体でのこのような取り組みが活性し、更に国や企業などと連携していけば、日本がこれから生み出していくべき新しい価値づくりを、更に加速していくことが出来るのだと思います。
福井県のワークを通して、これからの日本国の未来を考えるとても良い機会となりました。


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文責:湯浅保有美
トリニティ株式会社 CEO 代表取締役社長
エイチタス株式会社 取締役 / デザインプロデューサー
ソーシャルケア デザイン
– ソーシャルプロデューサー
– グラフィックファシリテーター
– LEGO® SERIOUS PLAY® メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテータ
RobiZy 正会員(特定非営利活動法人ロボットビジネス支援機構)
一般社団法人日本知財学会 正会員

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