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NEWSお知らせ

2019年3月27日

5/29 セミナー開催:新規事業や新製品・サービス開発ご担当者様向け:デザインの視点で「未来」「人」「対象」を捉えるリサーチの活用方法2019

新規事業や新製品・サービス開発に役立つリサーチをわかりやすくレクチャー

デザインコンサルティングのトリニティから
『デザインの視点から「未来」「人」「対象」を捉え、
新規事業企画、新製品・サービス開発に活かす、リサーチ活用セミナー』の開催をご案内します。

このセミナーでは新規事業や新製品・サービス開発に役立つリサーチのあり方を
実例をもとに、トリニティのシニアデザインリサーチャーが
リサーチを専門とされていない方にもわかりやすくレクチャーします。
ぜひプロジェクトの設計にお役立てください。

 

対象:新規事業や新製品・サービス開発ご担当で、
このようなことでお困りの方におすすめのセミナーです。

・リサーチを頼む機会はあるが、面白い結果は得られず、企画や設計とのズレを感じる。
・リサーチの結果が新しいアイディアに結びつかない、
・社内の説得材料として物足りない、届いたレポートを誰も読まない などリサーチを活用できていない。
・リサーチは必要だが、チームに専門家がおらず、どんなリサーチが自分たちに必要なのかわからない。
・統計やリサーチの勉強をしたことがないが、新規事業立案や製品・サービス開発のためにリサーチを行わないといけない。
 
 

トリニティとは?

トリニティはデザインコンサルティングを柱に、
「デザインリサーチ*」と「マーケティングリサーチ**」の双方のメソッドを道具とし、
20年間ものづくりやサービス開発の現場に並走してきました。

これまでに手掛けたプロジェクトは600本以上。その半数以上が海外でのプロジェクトです。
特に「そもそも何をつくるべきか?」という、設計や企画、
アイディア開発に役立てるためのリサーチとその活用プログラムについて
業界でご好評をいただいています。
*デザインリサーチ:デザイン(設計)を行うことを目的に、人を深く調査し洞察を得る手法の総称
**マーケティングリサーチ:市場創造を目的に、機会やポジショニングなどの情報を得る手法の総称

 

主なクライアント(昨年実績の一部です)

大手自動車製造会社、大手自動車部品メーカー、総合家電メーカー、大手電気通信事業者、
大手電子部品メーカー、精密機器メーカー、総合ITベンダー、大手化粧品メーカー
ほか
 
 

講師プロフィール:織田浩平

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日系サービス業企業の調査部門でリサーチャーを7年間務め、
大手広告素材制作会社を経て、2013年2月よりトリニティに勤務。
現在は同社のシニアデザインリサーチャーとして、
国内外を問わず多様なデザインリサーチやアイディア開発ワークショップを担当している。
定性・定量調査、また有識者調査 等の豊富な経験を有し、
耐久消費財からBtoB商材・サービスの調査案件まで幅広く経験。
 
創業よりデザインとリサーチを二本柱として成長をしてきたトリニティにおいて、
デザインの力とリサーチの力をハイブリッドさせた、
リサーチプログラムの創出やソリューションの提供に日々、奔走している。

 

セミナー内容:
新規事業や新製品・サービス開発に活用できるリサーチとは?

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新規事業や新製品・サービス開発のためのリサーチを実績のある調査会社に調査を頼んでみたけれど
「調査前から分かっていたことばかり…」
「知りたいのは、こういうことじゃない…」
「結果が実務に使えない…」
といった経験から、リサーチ全般への不信感を抱いたり、
その逆に、特効薬をお探しのご担当者も多くいらっしゃいます。
 
しかし、新規事業や新製品・サービス開発のさまざまプロセスで、リサーチは重要な役割を担います。
「未来の兆しを掴む」
「マーケットを知る」
「製品やサービスをカタチにする」
「受容性を検証する」
「実現に向けて説得する」 などの
目的に対して、選んだリサーチの設計が食い違う場合には
ミスマッチが起こり、前述のような「使えないリサーチ結果」が出来上がってしまうことになります。
 
デザインコンサルティングのトリニティでは
新規企画開発やアイディア創発など、
特に新規事業立案や新製品・サービス開発の上流工程に役立つリサーチを得意とし、
デザインリサーチやマーケティングリサーチを実践しています。
 
このセミナーでは、わたしたちの実施している
新規事業や新製品・サービス開発に役立つリサーチのあり方を
実例をもとに、リサーチの非専門家の方にもわかりやすくレクチャーします。
※統計の知識は必要ありません。

スケジュール

全3回(2019年5月、2019年8月、2020年2月を予定。1回のみの参加も可能です。)
 

テーマ 第1回 兆しをつかみ、未来を見通す
〜リサーチを活用して、ひとの未来を創造する〜
開催日程 2019年5月29日(水)15:00〜17:30
こんな人に
おすすめ
・我々の生活がどう変化 していくのか、未来ってどう描いたらいいの?
・これまでに無い新しい価値の探し方が分からない
・マーケットのトレンドセッターの見つけ方が分からない
内容 目の前のお客様やターゲットユーザの意見は大切ですが、
ユーザ自身は適切な未来を知っているわけではありません。
私たち自身が、現在の延長としての未来を参照しながら、
“ひと“や自分たちにとって、あるべき理想の未来を描くことが、
強い魅力を持ったプロダクト・サービス開発につながります。

トリニティのリサーチでは
「適切な未来を想像し、世界を変えるインパクトを持つ」ためのリサーチを実践しています。
 

事例
1.領域を横断した有識者の知見を多層に積み重ねることにより、未来の生活を描き出す
2.エクストリームユーザの視点から、市場活性化を促す新価値を探る
3.領域を横断した最新のデザイントレンドを俯瞰的な視点から読み解き、
その先のトレンドを予測する
※事例は変更になる場合があります。


テーマ 第2回 ひとやモノの深層を理解する
〜エスノグラフィ調査・行動観察調査で、
ユーザさえも意識していない情報を読み解く〜
開催日程 2019年8月21日(水)15:00〜17:30 予定
こんな人に
おすすめ
・ターゲットユーザーのイメージにリアリティがない
・これまでに無い新しい価値の探し方が分からない
・これからのマーケットを牽引する若者を理解するにはどうしたらいいの?
・海外市場へ製品やサービスを展開する際のローカライズポイントは?
 
内容 市場やユーザーの情報を得る時、最も多く活用されるのが
「言葉」を介したデータです。
しかし、対象者本人も意識していない行動や情報は
「言葉」から得ることはできません。
そこで、エスノグラフィと呼ばれる、観察手法が重要になります。
観察者自身が対象者の生活に入り込み、
ありのままを把握する参与観察や訪問調査などを行い、
「言葉」を介したデータと「観察」を介したデータを
掛け合わせて読み解くことで真のインサイトが獲得できます。
事例
1.モビリティに関するエスノグラフィ調査
2.要介護者のエスノグラフィ調査
3.新興国におけるエスノグラフィ調査
※事例は変更になる場合があります。

テーマ 第3回 事象を見える化・構造化し、ストーリーを紡ぎだす
〜リサーチの結果から今までにないアイディアを創り出す〜

開催日程 2020年2月19日(水)15:00〜17:30 予定
こんな人に
おすすめ
・開発やプランニングにおける戦略の作り方が分からない
・グローバルで俯瞰した時に、マーケット毎にどう戦略を立てればいいの?
・凡庸なビジネスアイディアしか浮かばない
・多様な専門家と協創して今までにないものを生み出したい

内容 1.現地マーケットにおける課題を明らかにし、エキスパートとの協業により
 ビジネス拡大に向けたソリューション案を導き出す
2.フィールドワークを中心にユーザー起点でアイディアを開発し、
 受容性調査を元に伝えるべき価値を導き出す など
※事例は変更になる場合があります。


 

セミナー概要

■開催日程
    第1回:2019年5月29日(水)15:00〜17:30 (受付は5/15迄)
    第2回:2019年8月21日(水)15:00〜17:30 予定
    第3回:2020年2月19日(水)15:00〜17:30 予定
    ※1回のみの参加も可能です。

■場所:トリニティオフィス会議室
    千代田区紀尾井町3-29 NGA紀尾井町ビル6階
    Tel : 03-5211-5150
    http://trinitydesign.jp/companyinfo/?id=sec2

■参加費用:5,000円(税込み)/1回
 

お申込み方法・ご参加までの流れ

1)お申込み
お問合せフォームより以下の内容をご記載の上、お申込みください。

  日程:第1回:2019年5月29日(水)15:00〜17:30 
  御社名:
  部署名:
  お名前:
  電話番号:
  本セミナーで期待すること:

 ※最少催行人数 5名に満たない場合は開催を中止する場合があります。
 ※10名以上のお申し込みがあった場合、先着順となります。 
 ※第2回以降もお申込みいただけますが、日程は変更になる可能性がございます。

2)開催日の2週間前までに、当日の参加のご確認を弊社担当よりご連絡させていただきます。

3)当日会場にて参加費をお支払いください。
   宛名なしの領収書をお渡しいたします。
 

お申込みフォーム お問合せ先

お問合せフォーム:
http://trinitydesign.jp/contact/general/

※セミナーで取り扱いされているリサーチを検討されたい方のご相談も承ります。
  ご相談、打ち合わせ、詳細について聞きたいなど、
  ご要望がございましたら上記のフォームよりお問い合わせください。

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2019年3月26日

これまでのUIと、これからのUX:トレンドを踏まえたデザインアプローチ

今日のトピックは、今世の中で最も「無意識に」
触れる機会が多いかもしれないデザインのジャンル
「UIUXデザイン」についてお話しようかと思います。

まずUIの歴史の概略おさらいした上で、現在UIUXの分野で何が起きているのか、
そして現在のトレンドを踏まえどう向き合うべきかを一部、お伝えしたいと思います。

UI創成期

UIは、コンピューターを操作するためにカードに打ち込まれた信号をコンピューターに出力させる、
バッチインターフェースから始まりました。
その後グラフィック性能向上により、
1980年代以降はグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)が主流になりました。
またindows95の発売はインターネットの普及と、Webデザインというジャンルを生みました。
特に2000年代初頭、AppleがOSのデザインに「Aqua」というテーマを掲げたことで、
UIデザインはマーケティングの手法として認知されるようになります。
 

画像出典:https://512pixels.net/2014/04/aqua-past-future/

スマートフォンの登場とUIの変化

2010年代普及を始めたスマートフォンは「良いUIデザイン」の基準を変えました。
様々なサイズのディスプレイでバランスよく見えるようにするため、
ディスプレイの各パーツはモジュール化と汎用性が必要とされました。
 
特定シーンや端末に向けて、細部を作りこむ複雑なデザインの価値(装飾)は低下し、
シンプルで汎用的なスタイルが「良いUI」のスタンダートになっていきました。
キーとなる製品を挙げると、2012年のMicrosoft Windows8「Metro」やも2013年Apple iOS7などがあります。
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画像出典:https://blackfin360.com/tag/examples-of-flat-design/
 
こうしてトレンドはフラットデザインへと変化しました。
2014年Googleが「マテリアルデザインというコンセプトを提唱し、
これが現在のデザインのベースになっているともいえます。
フラットデザインを後押ししたのは画面解像度の向上であり、紙の印刷と遜色のない表現が可能となりました。
 
近年はフラットデザインのシンプル性に奥行きを持たせようと「Gradient 2.0」を代表とする、
グラデーション表現が広まっています。
スクエア形状が主流だったアプリアイコンも
円形型がグラデーションと組み合わせて使用されるケースが見られるようになっています。
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出典:https://2019-worldpride-stonewall50.nycpride.org/
 
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画像出典:https://blackfin360.com/tag/examples-of-flat-design/

UIとUX。 UXは画面ではなく、体験そのものへ。

さて、今まで、パソコンやスマートフォンなど「画面の中」のUIについて記載してきました。
ではここでUIと同時に語られることの多い論じられることの多い「UX」とは何なのか考えてみましょう。
 
『UX: 人工物(製品、システム、サービスなど)の利用を通じてユーザーが得る経験』
 
 *コトバンク
 
こうしてみると、UXは決してスマートフォンやウェブ画面上だけの話ではないことがわかります。
しかしなぜ、UIUXの言葉はウェブと同時に語られてきたのでしょうか。
 
それはインターネットの発展と共に、webマーケティングが発展し、
ウェブ上のインターフェイス体験が、そのままサービス全体の「体験(UX)」と捉えられてきたからです。
 
しかし、現在UIそのものに大きな変化の波がやってきています。
音声認識によるVUI (Voice User Interface)やVR/ ARをはじめとする拡張現実の例をはじめとして、
新たなUIが生まれてきています。UIはより身体的、直感的になり、
ミニマルな要素で構成されるようになりました。

 デジタル領域のトレンドがアナログ領域(リアル)に溶け出しており、
その境界が曖昧になってきている例もあります。
 
AI、IoTなどの発展による各デバイスのスマート化は、
この流れを後押しする技術的なトレンドともいえます。
CES2019でBMWが出したコンセプトカーで謳われた
“Shy tech”(Shy=控えめな tech=テクノロジー)のように
”Invisible”な人の身の回りの生活空間の中に溶け交じり合い、
人の生活と共生する、そんなテクノロジーの形が見え始めています。
 
ハイテクノロジー要素が全面的に押し出されるプロダクトやサービスへの嗜好は減ってきており、
より人間的・原始的な要素にひっそりとハイテクノロジーが眠っている。
そういった新しい形のテクノロジーを人は求めるようになっているのです。
 
こうしてデバイス上の操作体験として認識されがちだったUXの文脈が、
ディスプレイ画面を超え、体験そのものへと拡張され考えられるようになっています。
UXの元々の定義を考えると、これは正しく認知がされはじめたということだけなのですが、
様々な業界でこの潮流が共通して起こっていることは興味深い流れです。
 
体験(UX)そのものがブランディングの中で大きな役割を占めるようになるにつれ、
今まで他サービスと違いを見せるためのファクターとして機能していたUIの役割も変わりはじめ、
画面内のUIは(オリジナルタイプフェイスなど独自性は残しつつ)
加飾性よりも実用性へ重きが基本的なものへ戻っていっています。
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the BMW vision iNEXT’s shy tech
出典:https://www.bmw.co.jp/ja/topics/brand-and-technology/bmw_brand/bmw-vision-inext.html
 
このように今までweb画面上の文脈で語られがちだったUXがリアル世界に及び、
体験そのものに重要性がシフトしているとお伝えしました。
ではもうUIの重要性はなくなったと言えるのでしょうか。そうではありません。
 
近年、アメリカを中心にアパレルなど小売り業界で、
EC初のアパレルブランドが実店舗を構えるケースが増えてきています。
身体にフィットするスーツの採寸などリアルなチェック機能が必要な部分を店舗に持たせながらも、
部分購入手続きなどはオンラインで行う、そんな形態が増えています。
リアル店舗はユーザーがブランドを感じることのできる重要なファクターであることは間違いありません。
しかし、web上での購入体験やビジュアル要素もブランドイメージに大きな影響を与えています。
実際リアル店舗に来るユーザーの大部分がECサイトの訪問がきっかけ、というブランドもあるほどです。
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メンズファッションブランド Bonobos
店舗をガイドショップを位置づけ、試着のみが可能。予約制。購入はネットから。
出典:https://bonobos.com/

デザイントレンドとは

デザイントレンドにはアウトプットに至る必然的な背景があります。
デザインから語るとき社会的背景、行動心理的背景などの観点から語られることが多いですが、
マーケティング的背景など既存のビジネスシームを全く無視した製品・サービスづくりはうまくいきません。
「トレンドだから」という理由で要素の一部を切り取り
表面的に採用したところでそのデザインに至った背景を見なければいけません。
 
自社や個人の戦略や要件などの方針と沿う場合やポイントにだけトレンド要素を組み込んでいくのが、
トレンドの活用・アプローチの上手いやり方です。
ですからトレンドでUXがもてはやされているからと言って、
急に全く経験のない所にUX要素を無理に入れ込もうとしたりする必要もないのです。
 
トリニティは表層的なデザインやトレンドを追うことをゴールとしていません。
現在目に見えている結果に至るまでの社会的背景や歴史や個人にフォーカスしたデザイン的なアプローチ、
そして長年の科学的な検証から定形化されたマーケティングのツール、
双方を使い分けながら顧客の皆様の課題を並走しながら解決していきます。
UIUX以外にも様々な専門領域に関する知見を元に皆様のサポートをできればと考えています。

——————————————————–
執筆:
トリニティ株式会社
デザインリサーチャー 米山 良明

精密機器メーカーで海外営業・マーケティングに従事した後、
Design Academy Eindhoven(オランダ)でプロダクトデザイン・情報デザインを専攻。
帰国後は国内のプロダクト・インテリアのデザイン事務所でデザイナーとして勤務。
2017年よりトリニティで現職。ジャンル問わず、デザインリサーチャーとして
最先端のデザイン、技術等のトレンド情報を収集、分析している。
 

 

トリニティのトレンドリサーチ
未来予測・フューチャーシナリオ開発

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デザインコンサルティングのトリニティでは
「ひと」が紡ぐ時代の価値観やデザイントレンドを定点観測し、
独自の「トレンド周期」を引き出すことで未来予測をしています。

トリニティの未来予測は、価値観とデザインを軸とした過去の振り返りからスタートします。
これによってトレンドの「周期」を発見し、
未来の任意のタイミングでの人と社会のマインドを探ります。
抽出されたイメージや概念は、わかりやすく共有できるよう速やかに視覚化して提示。
まだ見ぬ商品やサービスをカタチにしていく、最初の一歩です。
 
トリニティトレンドリサーチ|デザイン視点で人と社会のマインドの未来を見通す
http://trinitydesign.jp/workmenu/future-scenario//
 
お問合せはこちらから
http://trinitydesign.jp/contact/

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2019年3月26日

海外市場を攻略する為の新興国デザインリサーチのポイント -インド編-

トリニティ リサーチャーの織田です。

クライアント様の海外進出をサポートする為、
インドをはじめとした新興国のデザインリサーチに飛び回る日々を過ごしています。

昨年の11月にもインドのデリーに飛び、
耐久消費財のデザインに関するCLT調査(会場調査)を行ってきました。
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ビジネス環境が未発達な新興国で現地リサーチを行う難しさ
– 調査会場が無くなった?

今回、事前に調査会場を押さえた上で渡航を計画していましたが、
出発直前になって会場のオーナーシップが変わり、
調査会場が使えなくなってしまう、という事態が発生しました。

幸いすぐに同程度のスペックを持つファシリティーを確保することができたので大事には至りませんでしたが、
新興国のリサーチでは日本と同じ意識・やり方では上手く行かないケースがあることを痛感させられることとなりました。
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写真:食品とDVDと家電製品が混在するキラナの店内

変化が激しい新興国をウォッチし続ける必要性
– スーパーが見当たらない?

インドの流通チャネルでは「キラナ」と呼ばれる個人商店が強く、
トラディショナル・トレードがとても力を持っており、
スーパーのような大型のチェーン店を見掛けることが実は少ないです。

非常にローカルでトラディショナルな雰囲気を醸すキラナの店内ですが、
テクノロジーはこうした伝統的な市場にも確実に浸透をしており、
「Paytm」に代表される電子決済サービスの導入がキラナでも進みつつあります。

こうした伝統と先端が混在している様はまさに新興国の現状であり、
継続的にウォッチを続けていかないと、
その変化スピードの早さに取り残されることにも繋がりかねません。


□新興国デザインリサーチを成功に導くために外せない3つのポイント

こうした日本とはまるで環境の違う新興国において、
リサーチプロジェクトを進めて有効な知見を得る為の3つのポイント解説をさせていただきます。


1. パートナーシップをフル活用する

今回の調査会場の変更の様に、新興国の調査では想定外のことが起こり得ます。

こうした事態にフレキシブルに対応する為には、
経験豊富な現地パートナーのキーマン、できれば複数のキーマンと、
常日頃から信頼できるパートナーシップを構築しておくことが重要です。


2. 異なる強みを持つリサーチを組み合わせて相乗効果を生む

定量調査と定性調査とでは、得られる情報の質が異なります。

特に習慣や文化的背景が異なる海外調査においては、
量的なエビデンスと質的な理解を組み合わせて得ることにより、
我々日本人ではなかなか分からない嗜好の背景までを読み取ることが重要です。

カラー嗜好の例となりますが、
インドでは深みのあるレッドであるマルーンカラーが好まれます。
現地の有識者に話を聞いた所、インドには “インド的な色“ “非インド的な色“ が存在し、
マルーンカラーはインドの伝統色で、“とてもインド的な色である“ からこそ好まれることが分かりました。
量的なエビデンスと合わせて、こうした文化や価値の文脈を語れる有識者を活用することは、
情報収集においてとても有効な一手となります。


3. 異文化の嗜好を読み解く為の比較軸を持つ

得た結果に対しては、比較軸を意識した視点で読み解いていくことが重要です。

・日本と比べた時のインドの特徴って?
・欧州や他のアジアの国と比べるとどう違うの?
・これから市場を牽引する若者の嗜好と上世代の嗜好はどこが違うの?

様々な国でのプロジェクト経験が生きてくる部分でもありますが、
比較を通すことでよりクリアにその国を理解することが可能になります。

今回、新興国調査を実施する上でのポイントをご紹介させていただきましたが、
皆様が今後、海外で調査を企画される際に、
参考にしていただければ幸いです。


トリニティの新興国デザインリサーチ

デザインリサーチという概念がまだ無かった2000年代後半から、
新興国で生活者の嗜好やインサイトを掴むための数々のリサーチを実施。
2010年には、インド・デリーに「トリニティ・ストラテジー・インディア」を設立、
2015年にはタイ・バンコクに「トリニティ(株)・タイ リエゾンオフィス」を開設。
新興国での基盤を更に強化しています。

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2019年3月6日

Specialサイト公開!デザイン視点の新規事業開発:「ひと」にフォーカスし、本質的な価値を創るデザインコンサルティング


デザインコンサルティングのパイオニアであるトリニティは、
これまでに日本を代表する大組織と共に、
プロダクトやサービスのアイディアを作り、かたちにしてきました。

新規事業立ち上げにお困りのみなさまに、
デザインのプロセスや手法を活用いただくため
デザインコンサルティングの視点から
新規事業を支援するプログラムを実施しています。

このたび、デザイン視点の新規事業支援サービスをご案内する
新規事業specialサイトをリリースしました。

新規事業を進めるにあたり、何をどのように進めたらよいか不安がある方にも
お役立ていただける内容になっています。
ぜひご活用ください。

▼▼▼▼スペシャルサイト
デザイン視点の新規事業開発
「ひと」にフォーカスし、本質的な価値を創る|デザインコンサルティングのTrinity
http://trinitydesign.jp/newbusiness/

トリニティはひとを巻き込み、多様な視点で深く考え、
ひとりひとりの心に響くアイディアをかたちにする新規事業に伴走しています。

新規事業サービス Specialサイト コンテンツ

お問合せ・資料請求・打ち合わせ希望・その他

トリニティの新規事業の詳細についてのお問い合わせ、打ち合わせ/協業/のご希望は、
フォームから、以下をご記入の上お送りください。
※新規事業プロセスの一部のみの受託も承っています。

お問い合わせの内容:お問合せ・資料請求・打ち合わせ希望・その他
御社名:
ご担当社名:
3日以内に弊社担当よりご連絡させていただきます。

お問合せフォーム:http://trinitydesign.jp/contact/general/

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