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NEWSお知らせ

2017年11月2日

今年最後のSSD活動!クルマデザインの未来を握るメンバーが集結!

トリニティでは、SSDと称する活動をしている。
SSDとは、スーパーサプライヤーby デザインアクティビティの略で、
文字通り、デザインの視点で日本のサプライヤー達が世界で勝つ!~為の
サプライヤーが集まる学びの場である。
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今年最後のSSDは、東京モーターショー(TMS)会期中の11月27日に開始された。
会員企業5社(河西工業、カルソニックカンセイ、トヨタ紡織、東海理化、パイオニア:敬称略)と
来年の参加を検討する素材&加工メーカーのゲスト企業の面々・・総勢70名。
参加者全員と名刺交換のレベルを超えて個別に話し込むことができるマックスの人数。

 

モータージャーナリスト古庄氏、
カーデザイナー 前田氏(日産自動車株式会社)× 佐々木氏(株式会社SUBARU)が熱く語る!

この日のプログラムは、前半と後半と懇親会の3部構成。
前半は、若手モータージャーナリストでフィールドワーク日本一の古庄速人氏による、
TMSのインテリアデザインの見所解説や海外MSでの事例紹介。
後半は、2名のカーデザイナーを招いてのクロストーク。

1名は、日産自動車 グローバルデザイン本部 アドバンスドデザイン部の前田敦氏と、
もう1名が株式会社SUBARU スバル商品企画本部 デザイン部の佐々木崇宏氏でこの両名が
サプライヤーのデザイン組織に期待することをフランクに話し合う。
最後は、懇親会でグループに分かれて討論の嵐。

半日のプログラムであったが、前半とともにまたも密度の濃い時間となった。

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同氏のPCの中には、今回のTMSの取材写真のみならず
過去のモーターショウの記録が大量にデータアーカイブとなっていて、
話とともに次々にビジュアルが出てくる、、、、出てくる。

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ふたりのエネルギーと想いを、会場参加者の視点で引き出していく、トリニティの
シニアリサーチャー 深澤秀彦。

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サプライヤーのデザイナーは、「自分の製品パート以外のところもイメージし、
クルマのインテリア全体をイメージした中で自分の製品を考え抜こう」と前田氏。

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いつものルーティーンワークに没することなく、
新しいデザイン、技術、表現方法を考え抜こう。クルマ業界以外のトレンドにも
目を配ろう~と熱く語る佐々木氏。

ふたりの共通点は、サプライヤーのデザイン組織は仲間だということ。
従来のように決して商流としての上下ではない。今こそカーメーカ―は
サプライヤーに自ら積極的に情報を公開し、真の協業を実現すべき、と。

 

TMSで見られたCMFトレンド~なぜか「ハニカム」

古庄氏からのレポートでは、今回のTMSではハニカムの表現が全盛と速報された。
三菱e-EVOLUTION CONCEPT、いすゞFD-SI、ダイハツDN-TREC、スズキX-BEEなどなど枚挙にいとまがない。

トリニティが毎年発信する「クロスオーバートレンド資料」の中では、ハニカム表現は既に4~5年前より
インテリア、ファッション、プロダクトトレンドとして注目すべき~と提言していたが、

それがクルマのデザイン表現まで一気に落とし込まれるとは、
やはり各領域を超えてデザインはクロスオーバーしていると実感。

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古庄氏の読み解きとしては、「ハニカムというモチーフが、高い技術力やクールで強固なイメージをもっていて、
未来のハイテクノロジーを彷彿させるから、好んで使われたのでは~?」との見解。
なるほど、と思わせる。

 

 話題のMAZDA、その読み解きは?

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マツダの造形美は、誰でもYESと唸るところ。
古庄氏は、それを、例えば~として、ドア面に言及しつつ、同社のユニークネスを語る。
MAZDAのドアの面づくりは、凹面で構成されている。通常クルマのフォルムは凸面で表現されることが王道であり、
それは、余計なボディへの映り込みを排除して、光を取り込んで美しくみせるため。

だが、MAZDAは凹面。そう、走行中の街のあれこれすべてが、ドア面に映り込んでしまうのだ。
想像するに、ドア面には地表のあれこれが映り込み、時にはぐちゃぐちゃに見えてしまうこともあるかもしれない。

しかし今回MAZDAはこれを良しとする。なぜなら、ドライバーだけのためのクルマづくりではなく、
車外周囲との関係作りを意図しているからだ。つまり風景を取り込むことで街やそこにいる人に溶け込みつつ、
同時に映り込みの動きや変化を際立たせることで、みずからの存在を示そうとしているわけだ。
ボディのエクステリアデザインを、街の景観やそこを歩く人たちとともに活かす試みといえる。
ドライバーファーストを掲げるMAZDAが、周囲の景観や人々を取り込んでクルマのカタチを考える、

まさにソーシャル視点へのシフト。同社は新しい価値の表現を表明したわけだ。
古庄氏は、彼等の覚悟を感じるという。

そもそもMAZDAの造形は、かねてより通常クルマメーカーがやらない凹面を活かした表現を継続している。
凹面の表現はどうしてもおおらかさが欠け、陰気に且つ地味にみえがち。
だからこそ、ここにMAZDAのカラーデザインが効いてくる。

つまりカラーが他社を圧倒して、独自の生彩を放っているゆえに、凹面でも地味にならないのだ。
カラーデザインと凹面表現のボディデザインのセットで完成しているといえる。

デザイン表現の新しさだけでなく、このデザインアプローチは「MAZDAの覚悟」~とみる古庄氏。
たしかに、その意志の強さが、MAZDAのブースの凛とした強さにつながっていると思う。

 

(文責:湯浅)

お問い合わせ先はこちら↓

http://trinitydesign.jp/contact/

トリニティ株式会社 小林、深澤

 

 

 

2017年10月27日

看不见的设计 – 听觉的世界 見えないデザイン_聴覚の世界

东京连续下了一个多星期的大雨, 不巧10月19日这一天却下的最大。

但是在这暴风雨中,我们仍然在永田町的Tiny Peace Kitchen举办了今年Topics的第四次活动,

主题为“知觉与设计—听觉” 。

 

一週間東京に大雨が降り続けたなか、10月19日この日もまた大雨でした。

そんな中で、2017年Topicsの第四回目の夜会を永田町にあるシェアスペースGRID内の

「Tiny Peace Kitchen」にて行わせていただきました。

 

今回のテーマは:「知覚×デザイン_聴覚」。

 

 

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这一次,我们请到了日本听觉设计界里的大匠井出祐昭先生作为这一主题的演讲者。

虽然今年的每一次我们请的演讲师都是在非常特殊的设计领域中领先的人们,

但是井出祐昭先生给我们展现的又是截然不同 、大开眼界的崭新信息。

 

この会では、日本の音響設計業界の「匠」、井出祐昭様をお招きし、

とても興味深いお話をして頂きました。

毎回Topicsにご参加頂いているトークゲストの方はどなたもユニークで面白いお仕事をしており、

もちろん井出祐昭様のお話も、全て非常に新鮮で視野を広げてくれるような内容でした。

 

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比如,

井出首先一开场就给我们出了两个有意思的题目:你们认为这是什么声音?

当第一个题目响出后, 很多人还是听出有水的声音,

却没人能够想象得到那是木头在吸水的声音。

第二个题目响出后, 我们更没有办法判断那是什么声音, 有些人认为是飞机滑行的声音, 有的人认为是婴儿在母胎里的声音,结果答案是独角仙在吃哈密瓜的声音…

这时候大家才意识到, 原来我们人类听不到的声音有这么多, 而且我们认为没有声音的事物其实都是有丰富的声音的。

 

たとえば、

講演の初めにまず2問のクイズがありました:何の音だと思いますか?

一問目のクイズに対し、多くの参加者は「水が流れている音」に似ていると答えましたが、

正解は、「木が水を吸っている音」でした。

また2問目に対し、「飛行機の音」と答える人もいれば、「赤ちゃんを妊娠している母親」と答える人もいましたが、

答えはなんと、「カブトムシがメロンを食べているときの音」でした。

この時、そこにいる全員は「世界には人間が聞こえない音が山ほどあり、

音なんてしないと思っていた物事も、実際はちゃんと音が鳴っている」ことに気づきました。

 

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后面我们学习到井出先生在视觉的可听化和声音的可视化做出了一些新的研究和贡献。

尤其, 在建筑和医疗方面, 运用了“细胞凋亡(apoptosis)”和“发音(sonification)” 等技术设计了一些特殊的器材,

从而达到能调节人们的心情、和谐周围环境氛围的效果。

就这一点, 以后也能很大程度的改变我们对声音的认识(定义和作用), 和在设计上的运用。

 

その後、井出様がモノの「可聴化」と音の「可視化」に関する研究をしていることも知り、

建築業界や医療業界でもよく「ソニフィケーション」や「アポトーシス」から、

人々に安らぎを与える機材や空間の設計をしていることもわかりました。

まだ、音を使ったデザインをここまでやられている方はおられないようですが、

これからはきっとポジティブな方向に進んでいくでしょう。

この会に参加されている方々も、すでに「音」への意識&認識も変わっているようでしたから。

 

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井出先生的演讲结束后, 大家带着才接受的新信息, 在暖意自由的空间里进行了小组讨论。

从各组最后发表的构想内容,就可以判断出,井出先生的演讲给大家的启发和刺激非常大。

我们相信这一次的“晚会”给各界设计师们又带来了新的视野和启迪, 和影响他们平时的设计思维。

 

井出様のご講演が終わり、温かくゆったりとした空間の中、

刺激を受けた余韻が残るまま、参加者がグループに分かれ、「音で実現できる〇〇」に関して討論をしました。

その結果発表で、デザイナーの方々は井出様のお話から沢山のインスピレーションを受けていることが

うかがえました。

これらの気づきが今後デザイナーの方々の日々のデザインワークでも活かされることを願います。

 

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作为组织Topics晚会的我们, 也已经迫不及待地举两个月后的下一场会了!

我们随时非常欢迎大家来关注我们的Topics, 并参加2018年的Topics晚会!

 

私達はTopicsの運営側ですが、

もう次の夜会が楽しみです!

もし我々のTopicsにご興味がある方/企業様がいらっしゃいましたら、

是非2018年のTopicsにご参加ください。

いつでもご連絡お待ちしております。

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作者:白滨美佳

摄影:冈村贵启、小林亘

(文責:白濱美佳  写真:岡村&小林)

2017年10月23日

来るべき10周年に向けて…TOPICS“感謝祭”開催!

去る9月29日、トリニティ・新オフィスのお披露目を兼ねる形で、「異業種交流勉強会TOPICS」初の“感謝祭”を開催しました!

 

トリニティのサイト上でも度々ご報告しているこの「TOPICS」。元々は最新のデザイントレンド・プレゼンテーション(TOPICS)を業種・企業の垣根を越えて複数社で共有すると共に、企業同士の交流を深めることを目的にはじまった“TOPICS”勉強会。

これまでたくさんの皆様から応援・ご協力を頂いたおかげもあり、遂に来年で10周年を迎えます。

その感謝の意と、これからのトリニティの決意表明の場として、今回の“感謝祭”を企画するに至りました。

当日は皆さまご多忙な中お集まり頂き、最低限に抑えた照明と、映像・音楽の演出で平素のTOPICS勉強会以上に“夜会”的な雰囲気の空間の中、この10年の思い出話に大いに花を咲かせました。

 

中盤、トリニティメンバーからあらためてお越し頂いた皆さまにご挨拶させて頂くと共に、写真でこれまでのTOPICSの足跡を振り返りました。

これに続いては、皆さまへのトリニティからの“ご提案”タイムとさせて頂きました。

近年では”知”の交流を目的とする異業種交流勉強会、という位置づけであった「TOPICS」を更に一歩進めていきたい。

そういった意図から、

「クリエイティブ組織の底上げに繋がる場」+「具体的なアクションに繋がる生きたアライアンス」としてTOPICSをより一層ご活用頂く、という提案をさせて頂きました。

 

  • トリニティオフィスを毎月開放し、各企業様のコミュニケーション頻度を上げ、スピンオフ企画を数多く輩出できるようトリニティがサポート。
  • 製造業中心だったこれまでの参加対象を、幅広く日本のもの作り企業に参加いただき化学反応が起こりやすい場になるように、業種の幅を拡大していく。
  • 2020年に向け各企業の新規事業部門などのサテライトオフィスのようなリアルな場の設置を行い、新規ビジネスのトライアルがしやすい環境を作る。

 

多くのご参加者様からのご賛同や、その実現へ向けての障害、そしてトリニティが今まで以上に果たさなくてはならない役割について助言を頂きました。

この場をお借りして皆さまにあらためて御礼を申し上げます。

本当に、ありがとうございます。

他にも各企業様からのご提案として参加企業各社の若手デザイナーチームによるデザイン展への合同出展や、各企業様のデザイナーが個人デザイナーとして活躍していける場の創造、同業種の企業同士での交流の場、など我々もわくわくするようなご提案を多く頂きました。

 

まだまだ話足りない、飲み足りない!といった中でのお開きとなってしまいましたが、今回のような懇親会形式での交流会も定期的に開催していきたいと思っています。

そのための弊社オフィスの開放はいつでも大歓迎です!

 

また、当日は悪天候であったため、植栽が自慢の屋外テラスの利用が叶いませんでしたが、次回皆さまにお越し頂ける際には、より開放的な空間で交流できればと思います!

 

2018年の来るべき10周年に向けてさらに加速する異業種交流勉強会“TOPICS”。

ご興味がおありの企業様は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

ご連絡をお待ちしております。

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(文責&写真:岡村&米山)

お問い合わせ:TOPICS事務局(岡村、白濱)

http://trinitydesign.jp/contact/

 

2017年10月3日

車両サプライヤー 合同勉強会「SSD活動」の最新報告!

トリニティでは3年前から、複数のサプライヤーのデザイン組織と共に、系列を超えた合同勉強会を展開している。これは業界初の試みと言える。

なぜならクロスインダストリーが加速される今、自動車業界に於いても、自動運転やEV車両の促進等々により、ここ数年でめまぐるしく変化する技術と顧客&エンドユーザー価値観、そして法改正の中にあって、バリューチェーンの中での新しい「立ち位置」を早急に築かなくてはならないからだ。

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*参加企業メンバーをシャッフルした、若手ワークショップのグループワークのシーン

サプライヤーは、従来の系列や独自技術の枠を飛び越えて、B2Bビジネスの中で何を客先に提供していくか~を主体的に考え、提案していく時代に入っている。

それを叶えるには、B2Bビジネスだからこそ、客先の未来&戦略シナリオと同次元の「業界の情報を知り」「自社製品の開発に活かし」「客先に提案する」こと、そして何より、それを実現できる人材やしくみを育てることが急務なのだ。

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*日常業務では、担当する製品の部分だけでソリューションを考えてしまう。若手ワークショップでは、想定顧客や使用シーンなども視野にいれたアイデーションの練習も

この合同勉強会、SSD活動(Super supplier by Design)はここに着目し、Tier 1、2とクルマデザインソサエティをつなぎ、参加者合同で、これから必要となる人材開発、ネットワーク醸成を推進していこうと考えており、それに賛同したサプライヤー5社が一丸となって活動をしている。

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*系列を超えた5社が参加しての合同勉強会秋の部。オープニングのシーン

■ファッションセレクトショップの老舗「SHIPS 辣腕MDが語る、これからのライフスタイル」

ここ数年、市場ではSUV、クロスオーバーという車型が増えている。SUVとはsports utility vehicleの略称でスポーツ用多目的車を指す。市街地だけでなく、長距離や悪路での走行性が高いため、アウトドアを楽しむには最適である。
プレミアムブランドを見渡しても、英国勢のジャガー、ベントレー、イタリア勢のマセラティ、アルファロメオは既にSUV市場に参入、ランボルギーニも2018年にはSUV市場に参入する予定となっている。勿論、国産メーカーも例外ではない。

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*この秋のフランクフルト・モーターショーから

なぜ、SUVなのか。
サプライヤーとしても、今後クルマメーカーが一層SUVの生産台数を増やしていくのか、それとも早々に飽和状態となり、次はセダンやスポーツカーに行くのか~その動向は気になるところ。
そもそも、クリエイティブを担う私たちは、エンドユーザーの価値観やライフスタイルが
どこに向かっているのか~を掴むことは、もっと大切である。

そこで、トリニティでは、老舗ファッションセレクトショップのSHIPSで過去にスポーツブランドとのコラボを次々ヒットさせてきた、辣腕MDの篠原渉氏を口説き、ファッションビジネスからみた、今のユーザーのライフスタイル、つまりライフスタイルがいかにスポーティ、カジュアルになっているか、について語ってもらった。
彼は、あのミズノクリエーションも手掛け成功を収めている。

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篠原氏曰く、「私たちは皆、日常の中の非日常を求めていると思います。それも、手軽に、スマートに。」当面は、引き続き、心地よさ、カジュアル、スポーティブ、抜け感が求められるのではないでしょうか。
一方で、たとえトレンドが変化しても、昔と同じスタイルがそのまま戻るのではなく、
一度味わった心地よさ、快適さ…は、ユーザーはもう譲れないわけですから、ファッションはその機能を取り込みながらどんどん進化していく。特に素材の機能はキーファクターです。」

たしかに、篠原氏の分析どおり、私たちはITの進化&深化により「気分や情報を瞬時に切り替えて、複数の世界感や価値観、ソサエティに部分的に所属」し、それを自ら編集するかのような日々を送っている。
日常と非日常も、気分で瞬時に、スマートに切り替えたい。
日常の中に、非日常をどう取り込むか。非日常の中でもスマートで手軽な感覚はあってほしい。そんなライフスタイルの中に、SUVは存在するのかもしれない。
・・・であれば、このSUVブームのもう少し続くのだろうか。

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最後に、登壇した篠原氏からは、
「異業種の方々とのディスカッションは、非常に有意義なものでした。特に印象に残っているのが「車業界もファッション業界もお客様は一人」なんだという事です。
インダストリーの領域で分けられるものではない。
そして、トレンドとマインド(気分)は密接に絡み合い、最新のテクノロジーとMIXして新たな商品を消費者は求めることを、今回の参加者の皆様と過ごして再認識しました。」との感想が。
「何より、SSD参加企業の部長クラスの方は、SHIPSに憧れて青年期をすごした方も多く、SHIPSの前身ミウラ&サンズからのコアなファンもいらっしゃり、SHIPSの航海は続いていると実感しました!将来的にSHIPSとクルマを含めたライフスタイルのコラボも面白いかな~とビジネスの可能性も広がりました。」との、心がシンクロする想いも語って頂けました。

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■次回は、東京モーターショーにタイミングあわせてのイベントの実施!

今年度最後のプログラム、SSD活動の締めくくりは、10月27日(金)の東京モーターショーの特別招待日。
この日の午後を使って、東京モーターショーや今年の海外のモータ―ショーに見られる「クルマのインテリアトレンド」のセミナーと、クルマメーカーの複数デザイナーによる「サプライヤーに求めること&期待値」(仮称)をテーマにしたクロストークが行われる。
そして、終了後には、密な懇親会が予定される。

今年の東京MSはじめ、どうクルマのインテリアトレンドを読み説き、それをそれぞれの
自社の戦略に昇華できるか・・・。
これからも修行の日々である。

日本のサプライヤーのバリューを上げることは、世界のクルマ産業での日本のプレゼンスを上げる最短距離だと信じて、私達トリニティはこの活動を続けます。

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2017 SSD スピンアウト企画 ”東京モーターショーから未来を語る”

実施日:2017年10月27日(金)13:00~20:30(想定)
場所:東京都品川駅周辺 貸し会議室&パーティールーム
当日のプログラム(想定)
前半:セミナー
「クルマのインテリアのトレンド~東京MS速報と、最近の国際MSから」
*モータージャーナリスト 古庄速人氏 によるプレゼンテーション
後半:クロストーク
「今、サプライヤーに求めること&期待すること」
*2社の自動車メーカーのインテリア担当デザイナーによる対談を予定

問い合わせ先:
トリニティ株式会社 SSD事務局 担当:白濱
お問い合わせはこちらから
http://trinitydesign.jp/contact/general/

2017年9月20日

8月24日、TOPICS 夜会にて

先日、弊社主催の“TOPICS2017 夜会”が開催されました。その模様をお伝えします。

“TOPICS”とは、日本の約10社の異業種デザイン部門が集まり交流する勉強会で、来年には10年目を迎えるトリニティの代表イベントの一つです。

今年三回目の開催となった今回は『クリエイティブ組織力向上会議』と称し、新しい社会の中で成長し続けるためのデザイン組織と人材育成について、ご参加いただいた企業さまの課題と解決案について討論頂きました。日本を代表する各分野トップメーカーのデザイン部門からマネージャーやチームリーダーなど、社内でもデザインの品質維持と組織のマネージメントと重い責務を負う立場の方々に多くご参加いただきました。

今回は参加企業のコクヨ様にご協力頂き、港区にあるコクヨ東京ショールームを会場としてお借りしました。コクヨ東京ショールームにはコクヨ様の製品の展示はもちろん、製品が使用されるシーンに合わせて展示空間が設計されているなど、訪問者が体感することに重きを置いた展示場です。コクヨ様社員の方が働くオフィススペースも併設されており、コクヨ様の日々のクリエイションを体感することができる贅沢な空間となっていました。実会場となった5Fのパブリックスペースも開放的で、こんな環境で働くことのできるコクヨ様の社員をとても羨ましく感じます。

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会場に軽食や飲み物も用意し、オブサーバー役の任天堂様の挨拶と乾杯の後、和やかな雰囲気の中でのTOPICS夜会がスタートしました。まずは各企業様が持っているデザイン・クリエイティブ組織としての課題を発表して頂き、発表後それぞれの企業様へと質問となりました。業種や取り組み方などは異なりますが、それぞれの企業が持つ課題については共感する部分も多くあるようで、各参加者の方からは次々と質問が上がっていました。

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特に興味深く伺ったのが、デザイン部門と設計部門の橋渡しのお話。どこまでが設計でどこまでがデザインか、非常に難しい問題です。形状がそのまま機能につながる製品においてはデザインがそのまま設計に繋がります。そういった場合デザイナーと設計者の役割の線引きをどこに置くのか。出来上がってくるプロダクトも大きく影響を与えることになります。組織としても個人のデザイナーとしても無視することのできないこの課題に、参加者の企業様同時多くの意見が交わされていました。

それぞれの企業様の課題発表後は、自由形式で参加者同士がディスカッションを行う時間を設けました。発表では聞くことのできなかったそれぞれの課題と取り組みについて参加者同士熱く議論頂きました。最後にそれぞれ感想と会の成果を発表頂き、第三回TOPICS2017 夜会は終了となりました。

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一世代前の時代にはなかった技術が発展し、ライフスタイルも大きく変わっている昨今、デザイナーと呼ばれる職種もひとつの専門性を極めるだけではなく、複数の分野をまたがって活躍するよう求められる場面が多くなってきています。マネージメントやビジネスなど今まではデザインの文脈で語られることのなかったジャンルも話題にあがる機会も増えて、デザイン思考も一般的に認知される段階まで来ました。製品やサービスにおけるデザインの意味合いも表面的な意匠や機能だけではなく、その背後のストーリーやコンセプトにまで関心が及んでおり、購入動機としてモノからコト、更に社会貢献にまで発展しています。ユーザーの価値観が多様化することはもちろん、これから生まれるデザイナー達も今までとは異なる新たな価値観を持っているでしょう。

回答がすぐに得られるものではありませんが、柔軟に変割り続けていくことができる組織と人材育成について、参加企業様それぞれがヒントを得られる機会が提供できたのであれば幸いです。各企業様の今後の取り組みに注目していきたいと思います。

 

次回は第四回TOPICS2017のテーマは『知覚×デザイン 聴覚の会』。

ご興味ある方はぜひご連絡ください。

<連絡先>

株式会社トリニティ

岡村貴啓

Email: yoshihiro@trinitydesign.jp

 

(文責:米山)

2017年9月12日

ロンドン視察

今年はロンドンを訪問しました。

北海道の北端より緯度が高いロンドンでは、
5月から8月の間、夜の9時頃まで日が沈まずに明るくなります。
街のカフェやパブのテラス席には、
今しか楽しめない陽気を求めて人々が集まり活気に満ちています。
対照的に、どんよりとした曇り空が続く冬の時期には、
人々はコートの襟を立てて無表情に街を行きかっており、
そのコントラストからは改めて、
気候が人の気持ちに与える影響の大きさを思い知らされます。

ちなみに日本からロンドンに行った時よりも、
ロンドンから日本に帰ってきた時の方が時差ボケが辛い、
という話を聞きましたが、こちらは本当でした!
これから行かれる方はお気を付けください。

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<Hydeparkを楽しむロンドンの人々>

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これは世界的な傾向でもありますが、
ロンドンにおいてもSOHOや在宅ワーク 等の働き方や働く場所の多様化が進み、
政府の政策もあり、新しい住宅にワーク用のスペースを設ける動きが進んでいます。
これまで以上に住まう場と働く場の境目が無くなっていく中、
そこに置かれる家具やプロダクトのあり方や佇まいについても、
より一層の変容が求められていくのかもしれません。

東京23区の半分程の面積であるロンドン中心部は慢性的にスペースが不足しており、
住居費に掛かる金額がとても高い状況は東京と同様です。
その中で、若いクリエーターを中心に家賃の低い郊外に移る動きが加速しており、
そうしたクリエーターが集まることで注目される個性的な街も生まれています。

ケント州のマーゲイトもそうした街の一つで、美しい海辺の景色を持ち、
元々はロンドンからの日帰りレジャースポットといった位置付けの街でしたが、
2011年にテイトギャラリーの別館がオープンしたこと、
また地元出身のアーティストのトレイシー・エミンの活動もあり、
ロンドンの若手アーティストに注目を浴びる街となり、現在では彼らの移住が進んでいます。
今後は、こうした新しい街から発信されるであろうトレンドからも目が離せません。

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<ロンドンは比較的コンパクトな街であり、その郊外には個性的な街が生まれつつある>

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イギリスと言えば食が美味しくない!
という事で有名になってしまっていますが、
20年ぶり位のロンドンだったのですが、
現在のモダンブリティッシュのレベルがとても向上していることに驚きました。

イギリスでは2000年代半ばにセレブリティシェフと呼ばれるスターシェフが台頭し、
一大グルメブームが起こったそうで、
それを皮切りにロンドンのレストランやカフェのレベルも一気に向上したそうです。

現在ではオーガニックをテーマとしたレストランやカフェ、スーパーマーケット 等も多く、
食を通した健康意識の高まりはロンドンを語る上では外せません。
来訪の際は、ぜひイギリス料理もお楽しみください!

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<ロンドンの中心部にあるモダンブリティッシュを提供するレストラン>

(文責&写真:織田)

2017年9月12日

多様性とエネルギーに満ちた国“インド“を訪れて

9月初旬1週間のインド市場調査のプロジェクトで、ニューデリーを訪れた。
そこは“いわゆるステレオタイプのインド”とは、次元の違う空気の国であった。

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宗教こそヒンドゥ教徒が約80%を占めるものの、数多くの神様が存在し、
それが人の生きる拠りどころとなっている。
話す言語も公用語はヒンドゥ語とはいえ、インド全体を見ると22の指定言語を持つ。
各地で全く違う言語といっても過言ではないほど違う言語が使われていると言う。
日本の方言とは、比べ物にならない差のようだ。
北と南では、食べるものも、生活習慣も異なる。
本当に多様性の国であり、一言で“インド”を言い表すことは、全くできない国なのである。
このように多様性が一国に混在しながら、インドがインドたる所以は、
一人一人が常に一人称で、自分視点で存在しているからであると思う。
この国の人たちは、まず自分であり、後にも先にも人の事など気にしているそぶりも見せない。

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デリーは、慢性的にひどい渋滞で、通勤ラッシュ時は、
いつもの2倍以上の時間がかかったりするほど、毎日が渋滞である。
3~4車線でも、平気で4~6車線で走り、他のクルマ、バイク、歩行者お構いなしに車線を変え、
左右に曲がりながら、ぶつかる事無く、皆で阿吽の呼吸で歩調を合わせ進むのである。
こんな状況でも、ほとんど事故が起こらず、皆が進んでいくのは、本当に凄い。
うしろからクラクションを鳴らしまくり、自分の存在を誇示しながらも、
前にいるクルマは、そんなクラクションなど全く気にしない。
皆が前しか見ておらず(実際サイドミラーやバックミラーで後ろを確認することは、極端に少ない)、
後ろの事は気にすることなく、前方のモノにぶつからず進むことに専念している。
皆が歩調を合わせながら、前の人にさえぶつからなければ、事故は起きないというのが、基本的な考え方である。

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今回はオールドデリーにも行く事ができた。
ここはまた他の場所とは一線を画する、すごい場所であった。
ここに訪れてから、ニューデリー市街に戻ると、
なんと近代的な街なのかと思えてしまうほど、混沌とした空気が流れている場所であった。
しかし、そのオールドデリーでも、インド人のとてつもなくエネルギッシュなパワーを感じた。
絶対日本人では生き延びれないような空気、環境、生活の営みの中で、
人も犬も牛も何もかもが、生き延びようと1歩ずつ歩みを進めている。
激しい主張はないが、生き延びようという意思をとても感じた。
身なりはボロボロでも、生気を失っている人はおらず、背筋を伸ばして颯爽と歩いているのである。
けれども、そんな生命力溢れる、エネルギッシュな国でありながら、国民は運命を信じ、
明日死んでも、それが運命ならしょうがないという考え方なのだそうだ。実に面白い国だと思う。
そこにインド人のメンタリティの強さがあるのだろう。

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多様性とエネルギーに満ちた国“インド”であるが、国民もここ数年の急激な進歩、
グローバル化を感じながら、躍進している。
そして日本の高度成長期に似ている部分と、さらに貧富の差が街の至る所で見られる状況が、
この国のエネルギッシュな様相を加速させている気がする。

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ZARAやH&M,GAPなどのグローバルSPAが、若く成功している人々の間で着られ、
洒落たレストランで、カップルがお酒や食事を楽しんでいる。
そんな彼らも時にはインドの伝統衣装のサリーを身に纏い、オシャレを楽しんだりと、
グローバルな嗜好と自分たちルーツを愛する気持ちを、どちらも忘れず持ち続けている。
外国かぶれではなく、自分たちのアイデンティティは強く持ちながら、
そこに外国からの洗練されたエッセンスを取り入れるといった感じなのである。

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今回、急激に成長するインドの真の姿に触れ、多様性の中で強く突き進む、この国のポテンシャルを強く感じた。
今後もインド市場に注目しつつ、刻々の変化をお伝えしたいと思う。

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(文責&写真:兵頭)

2017年8月1日

オフィス移転のお知らせ

2017年8月1日。
例年以上に暑い夏の日、
創業20年を迎えた私達は、
新しいオフィスに引っ越しました。
慣れ親しんだ紀尾井町から離れることなく、隣の小さなビルの最上階。

「デザインで、経営とユーザーのインサイトを繫ごう!」
「デザインと経営は一体であるべき!」
といった創業当時の私達の小さな想いは、今や世界中で浸透しつつあります。
デザイン思考やメソッド等の手法の是非ではなく、何のためにそれをなすのか、
なぜそれをやるのか~という問いこそが大切であると~誰もが気が付き始めています。

今、1997年の創業当時を振り返れば、経験不足だった私や創業当時の若いメンバーに、
仕事の機会をくださったお客様は、恐らくそれに気が付き、
今でいうイノベーションを求めて挑戦していた方々だったと思います。
そしてそのお客様に刺激され育てられ、ここまで来ることが出来ました。
ありがとうございます。

今日もトリニティのチームは、当時と同じマインドやパワーを持ったお客様の想いや熱意に支えられ、
毎日模索しつつも、成長させて頂いています。

この夏、新しいオフィスで気持ちを新たにして
トリニティも次の一歩を踏み出します。

トリニティ(株) 代表取締役社長
湯浅 保有美

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2017年7月24日

TOPICS”夜会” リポート

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先日、弊社主催の“TOPICS2017 夜会”が開催されたので、その模様をお伝えします。

“TOPICS”とは、日本の約10社の異業種デザイン部門が集まり、日々研鑽する勉強会で、来年には記念すべき10年目を迎えるトリニティを代表するプログラムの一つです。

今年に入ってから二回目の開催となった、6月の回のテーマは、
知覚《嗅覚》× デザイン。

会場となったのは3331 Arts Chiyodaという廃校をリノベーションした複合施設。
アートやデザインの展示スペース、カフェ、レストラン、ショップそしてコミュニティスペース等で構成される共創には絶好の場、今回は入口左手のコミュニティスペースでの実施となりました。窓が大きくて開放的で、幅広い用途で利用できる空間です。
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知覚 | Perception

デザインにおいて欠かすこのできないキーワードになると思います。
センサー開発やAI、自動運転、IoT等々の最新のテクノロジーは人間の知覚をもとにしたデータの集積、分析が必要不可欠。
また黄金比、アフォーダンスやCMFなどデザインは常に知覚を具現化する行為と言えるからです。

今回、私たちはSony 新規事業創出部の藤田修二氏をゲストスピーカーとしてお招きし、トークセッションとグループディスカッションにも参加していただきました。
藤田氏といえばパーソナルアロマディフューザーAROMASTICの開発者として、ご存知の方も多いと思います。トークセッションではAROMASTICのコンセプトが生まれるまでの経緯や嗅覚のしくみについて等々、お話しいただきました。参加者の方々は興味深く藤田氏のお話を聞いている様子で、トークセッション終盤の質問コーナーでは質問者が後を絶たないほど。
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グループディスカッションでは、他業種のデザイナーによるオープンなディスカッションが行われ、会場は終始にぎやかで、真剣に語る声や笑い声が飛び交っていました。また、藤田氏からはAROMASTICの実機をご持参いただき、参加者のアイデアデベロップメントに大いに役立ちました。
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参加者の方々にはこのアイデア共創の場より得たインスピレーションを活かしつつ、日々の生活のなかにも知覚についてのインサイトを持っていただければと思います。

ちなみに私個人は、旅と知覚はとても相性がいいのではと思います。
外国のマーケットの色彩やローカルフードのにおい、異なる言語と異なる騒音、うまいのかまずいのか微妙なお菓子の味、構造物の質感、光の射し方、温度・湿度等々。
今とは異なる環境下に行くと知覚をフルに使うことになるのですごく楽しいんだと思います。
戻って時間が経つと、あの感覚が欲しくて、またどこかに行きたいなと。

ひょっとしたら日常からの逃避は新たな知覚を欲しているとういことかもしれません。意外なことにそこで得た感覚を割とはっきりと記憶している。そういったインスピレーションたちが日々の創造の糧になるのではと思います。
(文責:小林)

2017年7月12日

シリコンバレー“Google plex ”視察に見る“働き方の理想と現実”

前回の記事に続き、”視察に見る“働き方の理想と現実”を紹介したいと思う。

Googleでは、働く時間の長短は評価にまったく考慮されず、
いかに自身の携わっているプロジェクトにプラスの影響を与えられたかが評価指標の中心となっている。
したがって、勤務時間中であろうが、仕事の効率や自分のパフォーマンスを上げるためなら、
いつどこで何をしていても構わないというのが、Googleの社員全員に根差す思想なのである。
9時から18時が規定の働く時間となってはいるものの、コアタイムという考え方でもなく、
7時、8時から働くこともあれば、そうでないこともあり、8時間毎日働くということもない。
とはいえ、様々な人と関わり仕事するので、WEB会議なども多用されている。
中にはGoogleが提供する移動用バスの中でもPCやスマホでWEB会議を始める人もいるそうだ。

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またここでの働く姿勢として、上司から何か指示をするということはほとんど無いそうである。
何をすればチーム、あるいはプロジェクトに貢献できるかを個人が考え動く。
Googleの企業理念としてトップダウンではなく、ボトムアップでなければ、
革新的な創造は生み出されない、という考えが基本にある。
これもこのような働く姿勢に反映されているのであろう。

そしてマネージメント層は、自身の管理する人をパフォーマンスの観点で評価しなければならない。
評価はその結果がプロジェクトにプラスであったか、どのくらい貢献できたかで計られる。
もちろんマネージャーそれぞれによって視点や計り方にばらつきがでるので、
評価委員会が設置されており、常に監査され公平に評価できるシステムになっている。
この評価基準については本もでているので、そちらを読んでいただければと思うが、
GoogleからFacebookやTwittterなどさまざまなIT企業に出ていく人も多く、
Googleのこの人事制度は部分的にいろいろな企業に広がっているようである。

人事制度の話から次の話題に移るが、Google plexには毎週200人くらいの人が新しく入ってくる。
その新人向け研修プログラムが用意されており、必ず月曜日に入り、木曜日に卒業する研修をうける。
その卒業時には頭にプロペラがついたレインボーのキャップをかぶり、
卒業を祝福されるというのが、笑えるバカバカしい習わしであると言っていた。
毎週200人入ってきても、同じくらい辞めていく人もいるとの事で、総数は常に20,000人くらいに
均衡が保たれているそうである。

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つまり、これだけ理想的な環境、正当な評価制度が整っていても、
その自由を与えられている状況の維持には、
パフォーマンスを上げ続けなければならないという責任が大きくのしかかっているのである。
だからこそ人がどんどん入れ替わるのであろう。
ただしそれは人を歯車として使い捨てるという考え方ではない。
自由と責任のトレードオフの中で、
やりがいと生きがいを満たしながらハイパフォーマンスを発揮するという、働き方の理想的な姿がある。

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もう一つここシリコンバレーで働くことについて、話しておこう。
ここで生活し、働くという事の課題は、生活費の異常な高騰である。
シリコンバレー周辺、サンフランシスコ市内に住み、働くことは容易ではない。
家賃は跳ね上がり、たとえばフェニックスとシリコンバレーとでは、
同じ間取り、同じ広さの家でも20倍もの違いがあるらしい。
かたや800万円くらいの家が、同条件で1.6億円くらいするという。
そして、なんとシリコンバレーに住んでいる人は円換算で年収1200万円以下だと生活補助がでるらしい。
1200万というとそこそこ稼いでいる方と思うが、それでも生活できる水準ではないようだ。
多くの人は独身時代は比較的安いサンフランシスコ郊外に住み、子供ができたくらいで、シリコンバレー周辺に
引っ越す人が多い。これはシリコンバレー周辺の教育水準、学校の水準が高いからとのこと。
しかしそのプレッシャーは凄く、子供だけではなく、親にもプレッシャーが重くのしかかる。
プレッシャーに耐えきれず自殺する人の数も増えているようである。
そのような弊害もここにはあるようだ。

シリコンバレーの生活のリアルを垣間見るには、海外ドラマの『シリコンバレー』(日本ではHuluで配信中)が、
とてもよく描いており、“シリコンアバレーあるある”がたくさんすぎて、直視できない人も多数との事。
私もまだ見たことがないので、シリコンバレーの住民にそう言わしめるドラマは是非見てみたいと思った。

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最後に観光客もGoogle Plexには結構来ており、家族が案内している姿も多く見かけた。
グローバル企業でこのように恵まれた環境を家族に見せられるという、
社員にとってここで働くことの誇りを家族と共有できるというのが、素晴らしい企業だなぁと感じた。

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日本でも今、政府主導で「働き方改革」が進められている。
テレワークの推進や女性パワーの活用、残業の削減など、
どれももっともであるかもしれないが、本質ではないような気がする。
各企業が力を最大限発揮するには、やはり社員の力を最大化する他ない。
その中で企業とそこで働く人の関係性を考え、お互いが妥協ではなく、
お互いを信頼し、ともにHAPPYとなる関係作りが大切だと今回のGoogle視察を通し感じた。

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(文責&写真:兵頭)

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